耳石は「重力を感知する装置」

この記事の監修鍼灸師

ドクター・リウ鍼灸院 西新橋院 慶長先生

 

前回、2回とも重力と人間に関するコラムを書かせていただきました。

この前、TVを見ていたら、耳石と重力に関する内容でした。なので、今回もその番組を参考にして、書かせていただきます。

 

 

耳石は全身の筋肉や自律神経(内臓や血管をコントロール)とつながっています。

そのため、耳石が活発に働くと筋肉の活動が良くなるだけでなく、心臓などの働きも良くなって、血流が活発化し、コルステロールや糖の代謝も良くなります。

ところが、無重力状態では、耳石は浮かんだような状態で動きません。

座り続けているときも、耳石はあまり動きません。(30分に1回は立ち上がることを勧めていました。)

耳石があまり動かないと、全身の筋肉や自律神経の働きも衰え、筋力の低下や循環機能低下、代謝の異常など様々な悪影響が起こると考えられます。

他にも、がんのリスクが上がったり、骨密度の低下、認知機能の低下などなど。

なかなか、ショッキングな内容でした。

 

 

筋紡錘のせいかもしれません。

地球に帰還した宇宙飛行士が、精神的にバランスを崩してしまう、というのも、そうゆう所に原因があったのではないかと、考えたりもします。耳石についての研究は最近の事ですから。

足底筋のメカノレセプターと言われる感覚器の機能については、すでに触れましたが、筋肉には、また筋紡錘というセンサーもあります。伸縮状態を感知する受容器です。

急激な筋の伸びに反応したり、姿勢や運動の調節に働きます。

ストレッチ体操をやっていて、人に無理に押されたり、引き伸ばされた時、きゅっと力が入ってしまうのも筋紡錘のせいかもしれません。

 

 

悪循環!?

今は、そういうことはありませんが、過去において、指圧の施術中「力いっぱい押してくれ」という方もいました。

そこには、強く押す→筋肉が危険を感じ緊張する→その結果、押しても感じにくい(筋肉の力は緊張するとすごいですから)→「もっと強く押してくれ」と言うことになる。悪循環です。

宣伝するようで、恐縮ですが、私のやっている合気道は、裸足で稽古しますので足底のメカノレセプター、受け身を取ることで、耳石も刺激されますし、怪我をしない転び方の練習になります。

筋肉の使い方というと、力を入れることをイメージしますが、運動することで力を抜くことも練習することになります。特に、合気道には必要な要素です。

 

~まとめ~

鍼灸指圧マッサージの治療のさい、運動療法やストレッチを取り入れて治療していますが、今述べたことからも、それは大事であると思います。

ただ、急激に筋肉や関節を伸ばしたり、必要以上痛みを与えると、筋肉の防御反応が起こりマイナスになったりするので、注意が必要でしょう。

心地よい痛みや治療の上、必要である刺激というのもありますが、それは施術者の技量でもあると思います。

 

 

 

 

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慶長先生

慶長先生

ドクター・リウ鍼灸院 渋谷駅前院所属 鍼灸師