実は、社会に貢献している鍼灸院

記事の監修鍼灸師
ドクター・リウ鍼灸院 慶長先生

 

 

最近のTV番組では、かなり専門的な医学の番組を放送しています。

NHKの『総合診療医ドクターG』をご覧になった方もいらっしゃると思います。

「42歳の男性で吐き気が止まらない」という症状。

100ぐらいの病気が考えられるが、当てはまらないものを除外していき、最終的に三つに絞込み、ベルトの穴のあと(通常、ベルトの穴と穴は2.5cm間隔になっていて、1間隔だと±3kg)を見て最近3kg体重が減っていると判断。

食べると吐いてしまうので、脱水症状にならないようにとコーラを飲む習慣がある。

患者さんと一緒に呼吸してみて、これはクスマウル呼吸(苦しいときの呼吸、吸う1吐く1になる、自然なときの呼吸は、吸う1吐く2になる)だと判断する。

糖尿病性ケトアシドーシスという病気にたどり着く。

たんなる急性胃腸炎と判断していたら、間違いなく、死を迎えていただろう、ということでした。

もう一つは、レントゲン、心電図を撮ったが異常はみつからなかった。

しかし、ずっと肩が痛くひどくなるばかり、という症状。最終的に、たどり着いた病名は、褐色細胞腫で副腎にできる腫瘍でした。

(ちなみに、解剖の実習でも、腎臓の周りの脂肪にうもれて、副腎は見つけにくいといいます。)

副腎細胞腫が通常よりも大きくなり、肝臓を包む膜を刺激して起きた痛みを、脳が肩甲骨付近の痛みと取り違えた関連通でした。 

医師が病気を鑑別するとき、緊急、重症、死にいたる怖い病気が隠れていないか。命に関わる危ない病気を考え、除外していくということです。 

 

鍼灸マッサージ治療の場合、「未病」の時点で治すという事もありますが、いわゆる「凝り」を取り、血液循環を良好にする、自律神経を整える

そして、痛みを取る。そのままにして置くといろいろな症状が出てくる恐れがある。

との観点から、アプローチをしていきます。

鍼灸マッサージに来院される患者さんも、さすがに前文で記したような吐き気が止まらないなど、病院で診てもらう、検査が必要だとの判断はして頂いているようです。

なので、病院の医師と東洋医学の鍼灸マッサージ師との治療のアプローチの仕方は異なってきます。

もちろん、中には病院ではなく、鍼灸指圧マッサージの治療で十分楽になると思われる患者さんが病院に行ったり、反対に鍼灸院に来た患者さんの中には、病院で検査を受ける必要があると思える患者さんもいたりします。

 

日本には、本当にたくさんの鍼灸指圧マッサージ、整骨院があります。

そこで治療を受けたがゆえに、心臓、脳を害するような循環器系疾患にならず、呼吸器系疾患にならず、その他、消化器系、泌尿器系疾患にならずにすんだという人もいるのではないかと推定することもできます。

また、東洋医学系の治療院がなく、その人たちがみんな病院に押し寄せたなら、病院では、今でも、患者さんが溢れかえっている状態なのに、大変な事態になるのではないでしょうか?

国家の医療費にも影響は出てくるでしょう。

こういったように、ドクター(あえて言えば、西洋医、現代医)は、

私たち(東洋医、中医、漢方医)に比較したら、責任の重さが違うのは間違いないだろう。

だからこそ、最新機器を取り入れたり、最新の知識、情報に敏感で、それを取り入れるというようになってしまうのではないでしょうか。

 

最新の研究によって、弱った免疫を復活させる有効な方法が発見されました。

その重要ワードが、免疫力を上げる「細胞のアンテナ」。

「細胞のアンテナ」は全ての細胞に存在しアンテナの状態が正常に保てれば、強い免疫力によって、病気に強い身体を維持することができるといいます。

このように、新たな発見、事実は医学や治療法に影響を与えることになります。

いわゆる東洋医学も起源をたどるなら、新しい治療法だったかもしれません。

そして、もっと柔軟性があり、その当時の新たな発見、事実が取り込まれていたのではないかと考えます。

今も昔も、同じ人間の治療なのですから、今、東洋医学、漢方理論も更新していく必要があるのではないでしょうか。

 

これもTV番組NHKスペシャル「AIに聞いてみたどうすんのよ!ニッポン」からになりますが、専門家でも首を捻るような答えが出ました。

『健康になりたければ病院を減らせ』『少子化を食い止めるには結婚よりもクルマを買え』など、これは一人の人間の脳の容量を大きく超える情報量から、導き出されたものでした。 

東洋医学理論においても、AIを利用して今の現代医学のデータ、東洋医学理論の全データを入力して、そして大事なのはここだと思いますが、

「気の概念の中の一部は、神経系と捉えてもいい」、「東洋医学の五臓(心、肝、脾、腎、肺)五腑(胆、胃、大腸、小腸、膀胱)を現代医学の臓腑と共通して考えてよい」「時には、経絡も神経系、また、関連痛と共通することもある」等のキーワードを入力して頂きたいと考えます。 

 

鍼灸、あんまマッサージ指圧師の方でも、治療理論は今の現代医学に基礎をおいているので、東洋医学、漢方の理論は参考にする程度で、関係ないという方もいるかもしれませんが、

そういう風になってしまう状況が、危機的だと考えてしまうのです。
 


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慶長先生

慶長先生

ドクター・リウ鍼灸院 渋谷駅前院所属 鍼灸師