スポーツ時に多い「腰痛」

この記事の監修鍼灸師
楽天ハリアップクリムゾンハウス院 宮田先生

 

今回お話しする内容は、スポーツをしている際に起こりやすい「腰痛」についてです。

「筋・筋膜性腰痛症」は、腰の筋膜や筋肉の損傷によって発生する腰痛の一つです

スポーツでの疾患ではそのスポーツによってよく使うからだの部分や使い方が違うため、それぞれのスポーツに起こりやすい代表的な疾患があります。

 

例えば、野球やテニス、ゴルフなど手をよく使うスポーツでは、特に肘や肩を痛めやすいため、「野球肩」「テニス肘」「ゴルフ肘」など、足をよく使うスポーツでは「ランナー膝」「ジャンパー膝」「足関節捻挫」など、そのスポーツの名前や動きなどが入った名称のものが多いですが様々です。


しかし、今回お話をする「腰痛」はほとんどのスポーツで体幹も一緒に使っているためにスポーツ全般において最も起こる頻度が高い疾患です。

 

また、腰痛にはいくつかのタイプがありますがその中でも「筋・筋膜性腰痛症」は、主にスポーツによって起こる頻度の高い腰の筋膜や筋肉の損傷によって発生する腰痛の一つです。


スポーツでの動きでは、ピッチング、ジャンプ、スイングなどの動作に加えて体幹の過伸展(強く後ろに上体をそらす動き)や、屈曲(前屈み)、回旋(ひねる動き)、中腰の姿勢から腰にひねりを加えるなど、ほとんどのスポーツの動作で発生します。


 

これらの腰に負担のかかる激しい動作の繰り返しによって発生頻度が多く、前傾姿勢の保持や着地時の衝撃、走っているときの地面を蹴った衝撃なども繰り返されると「筋・筋膜性腰痛症」の腰痛の原因となります。
 

筋膜性腰痛症の症状は動作時に発生する腰痛が主体で安静にすることで痛みが軽減します。

痛みのでる部分も原因になる筋肉によって骨盤の両脇から仙骨、背部などにかけて発生するなどさまざまで、筋・筋膜性腰痛症は上記の繰り返しの動きによる筋肉の疲労が原因となります。

つまり、使いすぎ(オーバーユース)による疲労の蓄積が原因なので、適度な休養や十分なストレッチなどが必要です。


また、筋・筋膜性腰痛症には急性と慢性があり、急性の場合には、損傷した筋肉が炎症を起こすために熱っぽくなることもあります。
このときは強い痛みが生じるので、動くことが困難になることもあります。

 

急性期ではまずは安静にして痛みの強い部分を冷やすことが大切です

一方、炎症が治まっても筋肉を使い過ぎて疲労させてしまうと発症しやすい慢性の筋・筋膜性腰痛症になると、腰周辺が重い、だるいなどの症状が現れます。
 

局所の筋肉の血流障害が起こるため、筋肉が硬くなり筋肉の柔軟性が落ちて、筋線維が傷つきやすく、急性腰痛を引き起こす可能性もあるのです。
 

急性期ではまずは安静にして痛みの強い部分を冷やすことが大切です。徐々に炎症が治まり痛みが軽減されていきます。

 

しかし、落ち着いてからもそのままだと慢性症状のように筋肉が硬くなり柔軟性が低下してしまうため、痛みの無い範囲から少しずつ動きを出しストレッチなどのケアをするとぎっくり腰や腰の奥が痛いと感じる腰痛も未然に予防できます。
 

また、筋肉の柔軟性が低下した状態だとスポーツ時の負荷を吸収しきれなくなってしまうので普段からのケアも忘れないようにしましょう。


股関節グルグル、膝裏ほぐしと関節周りをほぐすだけでも違いますよ。

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宮田先生

楽天ハリアップクリムゾンハウス院 鍼灸師