現実主義者のためのはりきゅう入門

この記事の監修鍼灸師

コリとれーるカレッタ汐留院 山川先生

 

 

どんなイメージ?鍼やお灸による治療って。

突然ですが、皆様は鍼やお灸による治療に対してどんなイメージをお持ちでしょうか。

そう?熱そう?そんな声が聞こえてきそうです。

しかし、皆様が一番疑問に思っているのは「なんで効くの?」ということではないでしょうか。

患者様からも施術中によく質問をいただくので、この機会にコラムにしてみました。

鍼灸がなぜ効くのか、ということについては西洋医学・東洋医学両方の理論が絡み合い成り立っているのですが、

本日は「東洋医学なんて非科学的なものは信じない!」という現実主義者のために東洋医学の難しい話は抜きにして、西洋医学の理論に沿った理由を説明していきましょう。

 

 

たとえば、肩こり

たとえば、肩こりの人がいたとします。

肩こりは肩周りの筋肉へ血がうまく巡らず、筋肉にたまった疲労物質を押し流せなくなるために起こる症状です。

酸素や栄養も運べないため、筋肉は伸びにくくなり固くなります。ではここに鍼を打ちます。

すると、その人の脳は肩に刺さった鍼を外敵とみなして、「肩にケガをした!」と考えるのです。

ケガをしたら一刻も早く治さなくてはいけません。脳は身体へ、白血球や赤血球などケガを治すための成分を送るよう指示します。

 

「おい、ここケガしてるよ!」と伝える。

どうやって送るのか。そう、血の流れに乗せるのです。

身体は異物である鍼を目指して、血液を優先的に回してくれます。

結果として鍼を打った場所の血流が改善され、疲労物質は流れ去って筋肉も柔らかくなり肩こり解消!となります。

鍼灸師が鍼を打ったあとしばらく刺しっぱなしにしておくのは、「おい、ここケガしてるよ!」とよりはっきり身体に伝えるためです。

お灸も理屈は同じです。お灸の種類にもよりますが、意図的に軽いやけどを作ることで、脳に「ケガした!」と思わせるのが狙いです。

ここでもし大きなやけどを作った場合はそれを治すために身体が免疫力を上げるので、

予防接種のなかった江戸時代には親指の爪サイズの特大お灸を燃やしてつくったやけどの痕に秘伝の薬(やけどの薬ではない)を塗りました。

 

 

本来持っている傷の治癒力

そうすることでわざと傷口を膿ませ、持続的に免疫力を上げて夏の疫病を予防していたのです。

このお灸は「弘法の灸」や「打膿灸」と呼ばれ、今でも一部のお寺で受けることができます。

要約すると、鍼灸は身体が本来持っている傷の治癒力をうまく使った治療法なのです。

自分の手持ちでやりくりしているわけですから副作用はほとんどありません。

 

理屈がわかれば怖さも半減。ぜひお気軽に鍼灸治療を受けに来てください!

 


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コリとれーるカレッタ汐留院所属 鍼灸師