股関節炎

股関節炎の好発年齢、性別

股関節炎は、3歳~10歳の幼児、及び学童期の子供に好発し、女子よりも男子に多いです。

単純性股関節炎は基本的に一過性ですが、幼児の場合はペルテス病に進む場合も多いので、経過観察が必要です。


股関節炎にみられる徴候

主症状は股関節痛ですが、大腿部痛や膝痛を訴える場合もあります。

患肢が外転・外旋位(痛む方の下肢が開いて、つま先が外側に向いてしまう)をとり、屈曲位での内旋(痛む方の下肢を前にだして、つま先を内側に向ける)が制限される傾向にあります。

また、痛みによる逃避性跛行(痛まないように歩こうする特徴的な歩き方)がみられ、伸展(痛む方の下肢を後方へひく)や外転(痛む方の下肢を外側へ開く)もかなり制限されます。

座位や歩行が困難になる場合もあります。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛も股関節に痛みが出現する場合があり、しかも制限される動きが類似している面もあるので、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛との鑑別が重要になります。


股関節炎の鑑別法

腰椎椎間板ヘルニアは膝が笑う、つまり膝がガクガクする場合が多いですが、股関節炎の場合、膝が笑うことはほとんどありません。

また、腰椎椎間板ヘルニアの場合、鼡径部が重く、痛いが、股関節炎の場合は鼡径部に症状が生じる場合は少ないです。

股関節炎も大腿部痛が出現する場合が多いですが、坐骨神経痛が坐骨神経の走行に沿って痛みが生じるのに対して、股関節炎はそうではないため鑑別は容易です。

また、腹部の腫瘍が原因で坐骨神経痛の症状が出て、股関節炎と区別がつきにくい場合もありますが、股関節炎は適切な治療を受ければ軽快するのに対し、腫瘍による坐骨神経痛は延々と長引きます。

腫瘍による坐骨神経痛は、安静時から痛みがあり、痛みを感じる部分が移動しますが股関節炎は痛みを感じる部位が移動する場合はほとんどありません。


■治療について

股関節炎の施術は、整体(抵抗運動)が大変重要なポイントとなります。

まず大殿筋や梨状筋、大腿部の筋肉など股関節周りの筋肉を刺激して、筋肉の血流を良くし、腰部から腸骨稜(腰下部のベルトのライン)、仙骨(おしりの中心にある骨)、尾骨など局所への鍼の施術を行います。

股関節の痛みの影響で、下腿部、アキレス腱もかなり緊張しているケースがあるので、手技を併用してほぐすことも重要です。

長時間の歩行は、症状を悪化させる可能性が高いため、できるだけ安静を保つようにしてください。



Contents

Other

お近くの店舗への電話でのご予約・お問合せ

二子玉川ⓇHARI-UPは、法人専用治療院のため、一般の方はご利用になれません。

オンラインショップ
関連事業