下痢症

急性は細菌やウイルスの感染、慢性は精神的なストレスが大半の原因!

大腸の水分を吸収する働きが抑制されると、下痢の症状を引き起こします。

便秘症と同じく、下痢症も自律神経の失調が関連しています。

急性の下痢は食中毒、赤痢、急性腹膜炎などによって引き起こされる場合もありますが、大半は細菌やウイルスの感染による急性腸炎、急性の胃腸炎、消化不良性の下痢です。

感染性の急性腸炎、急性の胃腸炎などは、体の防御システムが正常に働いた結果だと言える症状なので過度に心配する必要はありません。

慢性の下痢は、腸結核やアメーバ赤痢などの感染性の腸の病気、大腸がん、潰瘍性大腸炎などによるものもありますが、慢性の下痢の大半は過敏性腸症候群によるもので、精神的なストレスが原因になっていることが多いです。

また、胃・結腸反射が正常に機能しなくなっている場合もあります。

治療のポイントとなるのは顔面の経穴!?

治療にあたり特に大切なのは、顎のエラより少し頬に入ったところで、歯をかみしめた際に筋肉が盛り上がる場所にある経穴への刺激です。

実は、この経穴には胃壁の運動を調整する働きがあるのです。

その他にも、手首周りにある心包経に属する経穴や膝下の胃経、脾経に属する経穴を中心に施鍼を行います。

胃腸の痛みや状態を整える作用や抗ストレス作用のある経穴です。

また、肘周りにある三焦経に属する経穴への施灸も極めて効果的です。


■治療について

下痢症の治療においても、便秘症と同様に自律神経のバランスを整えることから始めます。

最初に自律神経を刺激すると治療効果が高くなります。

症状が落ち着くまで、毎日でも治療を受けられた方が良いと思います。

■症例報告
男性 34歳 会社員
主訴:慢性的な下痢、食後の腹部不快感
その他の症状:胃の痛み、吐き気

現病歴:約1年前から慢性的な下痢と食後の腹部不快感、胃の痛み、吐き気に悩まされるようになって、近くの内科の診察を受けたところ、過敏性腸症候群だと診断された。内科で止痢剤を貰って飲んだ結果、症状はいくぶん軽減されたが、期待したほどの効果はなく、完治には程遠かった。
 やがて内科に通うのをやめて、市販されている薬をいろいろ試してみたが、どれもさほど効果はなく、薬による治療に限界を感じて知人の紹介で来院した。

鑑別診断:話を聞くと、仕事でかなりストレスを蓄積しているようで、典型的な過敏性腸症候群だと思われた。感染症の腸の病気などの可能性もなかったので、下痢症に対する治療を開始することにした。

治療法:週に1回のペースで頬車、内関、気衝、陰陵泉、上巨虚、下巨虚、飛揚、解谿に対する鍼による治療、天井に対する灸による治療を併用した結果、4週間で下痢と腹部の不快感はなくなった。

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