【症状別 鍼灸治療ガイド】五十肩


症例1

男性 51歳 会社員

【症状】

・主訴:左肩周囲の痛み、肩関節の運動制限

・その他の症状:特になし

【現病歴】

約1年前から、左肩の周囲に痛みを感じるようになった。

だが、以前にもたびたび軽い肩こりに悩まされた経験があったので、またいわゆる肩こりの症状だと思って、しばらく放置していた。

そのうち、肩の痛みと肩関節の運動制限が顕著になり、日常生活にも影響が現れたため、当院を訪れた。

【鑑別診断】

肩を挙上することはほとんど困難で、触診をすると肩関節周囲の筋肉がかなり硬くなっていた。

夜間よりも朝方の痛みの方が強く、日々睡眠不足気味だという話だった。

問診と触診の結果は、間違いなく運動器系の変性による五十肩だと思われた。

【治療法】

1日おきに肩関節周囲の発痛部位と風池(ふうち)、瘂門(あもん)、頬車(きょうしゃ)、翳風(えいふう)など後頚部と頭部側面の経穴に対する鍼による治療を施したところ、3回目の治療で疼痛、運動制限が軽減し、肩関節の可動域が広くなった。

また、朝方の痛みがやわらいだため、睡眠不足も解消された。

その後も週に3回のペースで治療を続けたところ、約3ヶ月で全治した。

【経過】

1年後に腰痛の治療を受けに再び来院したが、聞いてみると、その後の肩の状態は極めて良好で、痛みも運動制限もなく、大好きなゴルフもされています


症例2

女性 56歳 主婦

【症状】

・主訴:右肩周囲の痛み、肩関節の運動制限

・その他の症状:倦怠感、不眠、手足の冷え

【現病歴】

3年前からときどき肩に痛みを感じ、整形外科を受診。

整形外科で炎症があると診断され、電気療法と痛み止めを服用していたが痛みは変わらず、重いものを持った時の痛みに加えて、洗濯物を干すときに腕が上がらず無理に動かそうとすると激痛が走るようになったため、当院を訪れた。

【鑑別診断】

初診時の問診で、整形外科での治療から約2ヶ月放置しており、夜間と朝方にも痛みを感じるようになっていると話した。

疼痛部位の肩周囲の硬結はきわだってないが、挙上しようとするときの激痛、運動制限から運動器系の変性による五十肩と診断。

また、倦怠感や不眠、手足の冷えも訴え、自律神経の失調による更年期症状と思われた。体全体の気血の流れが停滞し、五臓六腑、内臓の働きが低下しているために症状が長引いていると思われた。

運動器系の変性による五十肩へのアプローチと全身の血流を良くするよう自律神経バランスの調整を行う必要があると判断した。

【治療法】

週に1回のペースで来院。

主に肩関節周囲の発痛部位と風池(ふうち)、瘂門(あもん)、上大椎(かみだいつい)、肩貞(けんてい)、肩髃(けんぐう)と、機能低下している内臓の兪穴、肝兪(かんゆ)、腎兪(じんゆ)と下腿部の飛揚(ひよう)に鍼による治療を施したところ、4回目の治療で挙上時の疼痛、運動制限が軽減した。

週に1回のペースで約4ヶ月。洗濯物を干すときも重い荷物を持った時の痛みもなく、左側にかかった負担をとり全治した。

【経過】

少しずつ可動域も広くなり、上半身、下半身ともにストレッチをすると体全体が温まり、よく眠れて夜間や朝方の痛みも気にならないという。

日頃から感じていた手足や腰の冷えの治療と健康維持のため、月に1~2回来院されています。

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