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鍼治療と免疫力

2019/12/05

鍼治療と聞いて皆さんがイメージされることは、マッサージでは届かない深い場所のコリをとってくれる、リフトアップやほうれい線解消・小顔効果で人気の美容鍼あたりでしょうか。
実際に鍼を打つことで筋肉の緊張は緩み、刺激を与えた周囲の毛細血管が拡張され新陳代謝が高まります。新陳代謝が良くなることで、溜まっていた疲労物質が行きわたり身体は回復に向かっていきます。肌も引き締まり、張り・つやが良くなります。
しかし鍼は身体の表面に現れている症状を和らげるだけでなく『免疫力』を上げる、高める効果もあるのです。

◎「免疫」とは

 体にある免疫細胞の主体をなすのが「白血球」。
白血球の役割はウイルスや細菌の侵入を知らせること、それらの菌に攻撃し殺した菌の掃除を行うこと、ウイルスや菌の抗体を作るなど様々です。白血球の機能が正常に働いているおかげで、私たちの身体は元気でいられるのです。
 免疫力が低下すると風邪やヘルペスなどの症状、また様々な感染症や悪性疾患(ガン)を引き起こすことがわかっています。風邪を引きやすい方は免疫力が下がっているかもしれません。

◎「免疫力を上げるには」

・身体全体の代謝を上げる
自律神経の調子を整える
・腸内細菌を善玉優位にする
この3つが重要です。
では、それぞれをどのようにすればいいのか。

1. 代謝について
代謝を上げるには運動や入浴が手軽でおすすめです。身体を動かすことで血行がスムーズになります。また運動することで筋肉が刺激され、筋肉量も増えることで基礎代謝が高まっていきます。

2. 自律神経について
自律神経のバランスはストレス発散や規則正しい生活を心掛けること、適度な運動、暴飲暴食をしない、しっかりと睡眠をとるなど簡単なことで改善できます。
自律神経の不調は身体に様々な症状として現れます。
なかなかとれない疲労感、体温の異常、下痢や便秘など胃腸の症状、筋肉のコリ、関節の痛み、不眠やめまいなど、他にもたくさんあります。

3. 腸内細菌の善玉菌優位化について
腸には約1000種類もの細菌が存在しており、数にして100兆個ほどといわれています。その1000種類の細菌は働きによって善玉菌、悪玉菌、日和見菌と分類されています。
善玉菌は消化吸収の補助やビタミンの合成、感染防御など健康維持や老化防止などに関係があります。
悪玉菌は腸内腐敗細菌毒素や発ガン性物質の産生と関係があり、病気の引き金になることがあります。
日和見菌は健康な時はおとなしくしていても、体が弱っていると腸内で悪い働きをしだします。
この腸内細菌を善玉菌優位に保つことで免疫が高まっていくことが分かっています。

「なぜ鍼治療が免疫力UPになるか」

 鍼を身体に打つことで先程説明した免疫力を高めるのに大事な「血行の促進」・「自律神経の調節」・「腸内環境の改善」を助けることができます。最初に説明した通り、鍼を打つことで筋肉が緩み、血流が良くなります。
また、鍼の刺激は自律神経のバランスを調整することが研究データでも発表されています。
血行が良く、自律神経のバランスが取れていることで内臓(胃腸)の調子も良くなります。

12 月に入り仕事もプライベートも忙しくなってきました。さらに忘年会等の行事も重なり、身体的にも精神的にも疲労しやすい時期です。
免疫力が低下して身体を壊す前に、鍼治療・マッサージでのケアや休養を。
リフレッシュと同時に免疫力を高めて健康的な体で新年を迎えましょう!

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