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脳腫瘍摘出手術後の顔面神経麻痺と鍼治療

2020/06/12

脳腫瘍摘出手術後に顔面神経麻痺を発症された患者さんのお話です。
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【来院患者】30代男性
【症状】脳腫瘍摘出後の顔面神経麻痺
    左目の瞬きができない・左口元を動かすときの違和感
【発症時期】2019年10月
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昨年10月、脳腫瘍摘出の手術を行い、手術後に左側顔面部の動きにくさを発症。
病院で顔面神経麻痺と診断され治療とリハビリを繰り返し、発症から3ヶ月くらいで9割ほど動きが戻ってきたが、その後は回復が停滞し生活上の不便はさほどないため半ば諦めていたところ、サイト検索で当院を見つけ、後遺症をしっかり治そうと来院。

・瞬きのときに左目が少し遅れて動く
・左上唇がやや下がっている
・左側の乳様突起付近(耳の裏側あたり)に手術痕があり、胸鎖乳突筋(きょうさにゅとつきん)の筋緊張が強い
来院時は、左目の瞬きがうまくできず、口元の左側を動かすときに違和感がある状態。

脳腫瘍摘出の手術後に麻痺が出ており、手術痕付近の顔面神経の走行上にあったため、手術により顔面神経が阻害されて発症した症状と考えられました。
通常だと時間を要するケースですが、発症すぐに病院での投薬・リハビリをされていたので、比較的早く変化が見られるであろうこと、根気よく治療していくことも必要と説明。

1回目の治療後すぐでは大きな変化は見られませんでしたが、1週間後の2回目の治療後では瞬きがしやすくなり、4回目の治療では口元の違和感もほぼ消失するほど、変化を実感されました。

手術されていることもあり、顔面神経麻痺の根幹部近く(耳の裏側)やストレスや疲労でも緊張しやすい胸鎖乳突筋の筋緊張が治療後も起こりやすくなっているため、今回の治療後も再び発症しないように、自宅でできることをしっかり続けていくよう指導。

顔面神経麻痺の治療では動かなくなっている顔面部の経穴に鍼施術をするのはもちろんですが、顔の側面を走行している消化器系のツボも一緒に刺激することで、消化機能の働きを促進・改善し、筋肉の働きを良くすることも末梢神経の回復につながるため重要です。

昨日まで普通に笑ってご飯食べて、歯磨きもできていたのに
突然顔が動かなくなると笑えない、水がこぼれる、ご飯がうまく食べれない
ただただびっくりするもの。

病院で顔面神経麻痺と診断されてから、この後どうしようと迷われたり、3ヶ月、半年と経過を見ている方が多くいらっしゃいます。
手術後に発症した顔面神経麻痺でも諦めずに治療してみませんか。

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