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5年前の三叉神経痛が再発

2021/01/28

三叉神経痛の強い痛みで、まともに咀嚼もできなくなり来院された患者さん。

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【来院患者】60代女性・レストラン経営
【症状】右三叉神経痛
    右耳から下顎にかけて発作的な強い痛み
    顎を動かすたびに痛い
【発症時期】2021年1月初旬
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5年前に北海道から東京へ引越しをされ、その年に初めて三叉神経痛を発症。
発作的な強い痛みは、このとき以来

発症直後は右肩の痛み。
その後に右耳から下顎にかけて発作的に強い痛みを感じるようになり、診察を受けた病院で医者からは「はっきりとした所見は見られないが、痛みの出ている部分と効果が出ている薬の種類から考え、三叉神経痛だろう」という診断のもとブロック注射や鍼治療を受けていたそうですが、完治に至らなかったそう。
咀嚼時や話をしているときの痛みは残っていたが、痛みは少しずつ落ち着いてきていたので様子を見ていたようです。
ですが来院される1週間ほど前から、5年前の発症時を思い出すような強い痛みが出現し、まともに咀嚼もできず生活に支障をきたす状態になり、顎を動かすたびに痛みが出現。
日常生活を送るのも大変で憂鬱になっていたが、少しでもこの痛みを和らげたいとの思いで鍼灸院を再び探しはじめ、ネット検索で三叉神経・ツボと検索したところ、ドクター・リウ鍼灸院 西新橋院を見つけ来院されました。

三叉神経痛は最も太い脳神経で、眼神経・上顎神経・下顎神経の3枝に分かれますが、3枝の支配領域は、後頭部を除く顔面の大半を占めます。
この三叉神経が分布する顔面の一部に痛みが生じるのですが、
剃刀で切られるような、針で刺されるような激痛、瞬間的な痛みが連続するのです。

発症当初は毎朝激痛とともに起床し、咀嚼時に痛みが出ることからご飯も美味しく食べられる状態ではなかったそう。
また以前病院に行ってもはっきりとした診断はしてもらえなかった経験から、この痛みはずっと残ったままになってしまうのではないかと不安になって気持ちも落ち込んでしまうことがあったようです。
発症時の様子や症状の変化を伺っていると、お風呂上りに症状が緩和すること、また気温が下がったタイミングで症状が悪化していることから、急に気温が下がり体の代謝・免疫力が低下したことが症状の悪化に大きく影響しているように思われました。
誘発要因としてヘルペスウイルスが原因で神経痛を引き起こしていると考え、末梢神経の流れをよくする鍼治療
免疫力を高め、かつ自律神経を整えることを目的に鍼治療を行いました。
免疫力を高めるうえで重要になる腹部の状態を確認したところ、あまり咀嚼できていないこともあって胃や腸に負担がかかっている状態が、反射として腹部の硬さにもしっかり出ていました。

神経の賦活化を目的に三叉神経に沿った顔面部に鍼治療を行ったあとに、免疫力を高める目的で腹部の刺鍼・マッサージを。
それから三叉神経痛の原因となっている部分の毒素(ヘルペスウイルス)に対抗できるように、また血流改善のために顔面部だけでなく肩周りにも灸治療を。

1回目の治療直後にはまだ話しているときの痛みが残っており、咀嚼をしてみないとまだ分からないということでしたので、痛みが強く出始めた今の状態が長期化させないために短い間隔で治療を受けるように伝え、翌日に2回目の治療で来院。
来院されたときに、「咀嚼時の痛みは残るものの、痛みの程度が明らかに変わった。
起床時に強い痛みを感じることが多かったから、朝起きるのが恐怖だったけど今朝は痛みなく起きることができた。
今までずっと痛みに悩まされ、一度の治療で今回のような効果を実感したことがなかったので、鍼治療に希望がもてた」と仰っていました。

三叉神経痛は顔面の感覚に置いて大半を占めており、痛みも広範囲に及びます。
話しをするとき、ご飯を食べるとき、歯を磨くとき、顔に触れるとき、冷たい風にあたったときなど、日常生活において様々なシチュエーションで激痛が出現します。
そして麻痺を生じることはないが顔面神経と混同され、明らかな所見が見られない限り確定的な診断に至らず有効な治療が受けられないことがあります。

そのため正しい病態把握で原因を見極め、できるだけ早く正確な治療を受ける必要があります。

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