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10代で発症した顔面神経麻痺

2023/05/01

中耳の形成手術後に発症した顔面神経麻痺

顔面神経麻痺発症後、医師からは何もしない方が良いと言われていたので、処方されたステロイドを服用しながら2週間、経過観察。
様子を見ていたけれど、徐々に動きは出ているものの、思うように回復しない状況を見て、お母様から西新橋院に電話で問合せ。

4月から大学生になるので少しでも早く改善したいと願い、顔面神経麻痺の治療法を探したところ、ドクター・リウ鍼灸院 西新橋院のホームページにたどり着いたそうです。

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【来院患者】10代・女性/学生
【症状】左顔面神経麻痺
    左目が閉じられない
【発症時期】2023年2月
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医師からCTでの画像診断上は問題ないと言われ、ステロイド処方。
鼓膜から中耳に内視鏡を通した後に顔面神経麻痺を発症しており、疱疹や頭痛の所見がなかったことからベル麻痺と判断しました。
手術後の麻酔から覚めた時点で顔面神経麻痺になっている点をふまえて、手術中に神経に対しての何かしらの刺激が入り、その結果、麻痺が発症したものと考えられるので、手術による神経障害性の顔面神経麻痺であること、また症状改善には血流改善が重要であるということを伝え、治療を開始。

ドクター・リウ・メソッドの顔面神経麻痺治療は、手術後の麻痺であっても、顔面神経根幹部と顔面神経の走行に沿った刺激をして顔面神経の賦活化を図ります。
まずは、翳風(えいふう)と顴髎(けんりょう)に刺鍼し置鍼を。
鍼による刺激後の筋肉の反応を見ながら、地倉(ちそう)や下関(げかん)・迎香(げいこう)にも刺鍼し、その後、首から肩にかけての鍼・マッサージで顔面部への血流改善を図ります。
耳周辺に負担がかかっていることもふまえ、翳風に加えて耳周りの刺激も加えながら治療を。

手術後の麻痺ということもあり、治療後の瞼の閉じやすさがなかなか持続しなかったのですが、2回目の鍼治療で閉眼がしやすくなったポイントであるツボと顔面神経側頭枝に対するアプローチを意識して目の周りのツボに刺鍼していくと、4回目の治療を終えた頃から口元の動きの鈍さがあるものの、瞼の開閉がしやすくなり、動きの改善が見られました。
抜鍼した後に患者に閉眼を指示すると、施術術前は3㎜ほど開いていた眼裂が閉じ切れるまでに改善したことを確認。

6回目以降、前回後よりさらに尾翼の引上げがしやすくなり、頬を膨らませる動きや閉眼などの動作確認で患者本人も実感できるまでに改善し、初診時よりも顔全体に動きが見られるようになりました。

4月に入って大学が始まったため、来院頻度が週に1回となりましたが、セルフケアを継続しながら治療を継続中です。

鍼治療に慣れていない中、刺激にも敏感で、3㎜・5㎜という鍼の刺激調節がとても難しかったケースですが、手術後、比較的早く来院されたこともあり、治療を重ねるごとに刺激調節がしやすくなり、今では軽い力でも目が閉じきれるようになりました。

手術後に発症された顔面神経麻痺
経過観察のまま改善することはありません。

私たちは、完治が難しいと言われる顔面神経麻痺であっても、治療のゴールを共有して治療を行っています。

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