肋間神経痛

原因不明な肋間神経痛と、原因が明らかな肋間神経痛!?

肋骨は、12対の胸椎に対応して左右に12本あり、背部で胸椎の突起と関節を作り、弓なりに曲がって、胸部の中央で胸骨と関節を作り、胸郭を形成しています。

肋間神経は、各肋骨の下縁に沿って肋間を走行し、胸郭の筋、腹壁の筋を支配し、胸腹部の前面と側面の皮膚に分布します。

この肋間神経の走行に沿って激痛が生じる疾患が、肋間神経痛です。

肋間神経痛は原因不明な突発性の肋間神経痛と、脊椎の疾患によるものなど原因が明らかな続発性の肋間神経痛に大別されます。

続発性の肋間神経痛の中で特に多いのが、帯状疱疹ウイルスの感染による帯状疱疹が原因となって起こるものです(帯状疱疹は局部に多数の水疱ができて、神経痛に類似した痛みや肩こりなどの症状を引き起こします)。

その他、肋間神経痛には、疲労が原因で起こるもの、風邪が原因で起こるもの、打撲による内出血、圧迫骨折、筋肉の炎症などによって起こる場合もありますが、これらの原因で発症する場合は稀です。

また、ホルモンの分泌のバランスが悪くなることで、肋間に痛みが生じることもあります。

副腎髄質からアドレナリン、ノルアドレナリンが分泌されていますが、このホルモンのバランスが崩れて、痛みが生じるのです。

狭心症も肋間神経痛と類似した症状を示すことがあります。


肋間神経痛の鑑別方法

肋間神経なのか、一過性の肋間周囲の痛みなのかを、下記4点の確認をします。

① 肋間神経痛の好発部位は第5肋骨から第9肋骨なので、症状が好発部位に生じているかを確認します。また、肋間神経痛は片側性なので、この点も合せて確認をします。

② 肋間神経痛は、筋肉がよじれるような、胸が締め付けられるような激痛が走ります。特に、女性の場合は乳頭の周囲などに激痛が走るので、このような痛みであるかどうかを確認します。

③ 肋間神経痛は、痛みを感じる部位に軽く触ると痛みが増悪しますが、その部位を指圧すると、痛みが軽減するので触診によって確認します。

④ 肋間神経痛の方は振動に対して敏感なので、軽く叩いても響いて痛く感じるのでこれを確認します。

また、肋間神経痛と狭心症との鑑別も重要です。

肋間神経痛は呼吸や咳に伴って激痛が起こるので、呼吸時や咳をした時に痛みが生じているかを確認する必要があります。

肋間神経はすべての肋骨の下縁を走行しているが、肋間神経の分布する全領域にまたがって症状が出ることはないため、まず部位を特定する必要があります。

部位を特定しなければ治療効果は上がらないのです。


■治療について

側臥位で痛む側を上にして、脊柱から肋間神経の起部、肋間神経の経路の中間、肋間神経の経路の末梢に近い部位(背部の側面)に施術をします。

痛みを感じる部位と、肋間神経が脊中から出る部位に、重点的に鍼と灸による施術を行います。

ヘルペスを併発した場合も、水泡の周囲に鍼と灸を行います。

局部の痛みは、強刺激を与えることで鎮痛させ、内臓に起因する症状、鈍痛には補法(鍼の打ち方)、突発性で局所的な痛みに対しては瀉法で痛みを抑えます。

なお、ヘルペスウイルスが原因で引き起こされる肋間神経痛は、ビタミンの不足、とりわけビタミンB1やビタミンB12が不足することによって、末梢神経の栄養のバランスが崩れて、いわば末梢神経炎のような症状が肋間神経の末端に現れているのです、ビタミン剤を飲む、あるいは、ビタミンを豊富に含んだ食べ物を食べるようにアドバイスをしています。



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