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顔面神経麻痺:治療レポート 2

男性 50代 会社経営
症状:顔面の麻痺(ベル麻痺)

現病歴

朝食時、味がしないことに異変を感じていたら、同日の夜、鏡を見た時に顔が動いていないことがわかり、翌日病院を受診し、顔面神経麻痺と診断される。
ステロイド剤を投与していたが変化が見られず、途中ステロイド剤の量を増やしてみるも変化がなく、顔面神経麻痺発症から2週間後で手術となった。
仕事の都合上、1日も早く回復させたいと手術後4日目に紹介で来院した。

鑑別診断

不規則というより深夜1~2時に寝るのが当たり前の生活が続いていて、寝る直前までパソコン、またはスマートフォンで仕事漬けだったという。
麻痺はあるが痙攣はなかったので、中枢性の顔面神経麻痺だとは考えられなかった。
他、聴覚や耳の異常、喉や鼻の異常を感じることはなかったというので、耳や喉、鼻の疾患による顔面神経麻痺の可能性も考えられなかった。

治療法

まずは麻痺側の顔面部の筋肉を刺激するように、表層部の筋肉から指圧で刺激し反応を見る。
触診でもあるが、指圧だけでも反応するくらいの強さで刺激する。
患者が焦らないように、一晩寝て朝起きた時が一番筋肉の動きが悪いことや、普段自分でできること、場所によって少し強く感じるくらいの刺激が必要なことを説明しながら治療していく。
麻痺側のそれぞれの筋肉を支配するエリアに鍼をし、さらに鍼先で刺激する。刺入する鍼だけでなく、目の周りは鍼先だけで細かく刺激する。
刺激量はすべて手で調整することによって、どの部分の筋肉の反応が弱いのか変化を確認する。
治療後半になると、最初に痛みを感じていた場所の痛みが軽減し、刺激していた筋肉に動きが見られた。
初回の治療後に目の周りの筋肉が楽になり、顔全体の違和感がとれ、病院に受診した日に「完全麻痺」と言われていた状態が、7回目の治療後には目の周り、口元から頬にかけての筋肉が動くようになり、着実に回復していることを実感された。
何より「完全麻痺」と言ったドクターが患者の顔を見て一番驚いていたという。

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