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股関節炎:股関節炎/鍼灸治療レポート2

女性 60代 主婦
症状:左股関節の違和感と痛み、腰痛

現病歴

2,3か月前から胡坐をかく姿勢と、階段の昇り降りの動作時に左股関節に引きつるような違和感と、股関節に時々痛みを感じるようになった。日常生活に支障はないが、長時間歩行した際や上記の動作時の痛みが気になり整形外科を受診。
骨等に異常は見られなかったが、症状を長引かせないために鍼治療を希望し来院。

鑑別診断

標準よりやや肥満体型で日頃から運動することはない。
女性は男性よりも股関節の構造的に横に向かい負担がかかる特徴であることから、器質的に重圧による負担がかかっていることも想定される。
患者さんに選定性の股関節疾患がなく、腫脹、浮腫、関節水腫なども見られないことから、急性による炎症ではないと推測。
左股関節周りの軟骨や筋組織が加齢ととともに老朽化し、柔軟性も低下、筋肉、筋膜の硬さが関節の動きによる円滑さを悪化させて可動域制限があると考えられる。腰の張り、腰痛もこれらが影響していると思われる。

治療法

股関節周りの組織の血液循環を改善することを目的に、普段から疲労と加齢による失われた弾力性のアプローチで筋肉・関節に柔軟性を出すこと。
患部の左側臥位で股関節の最も強力な伸筋(主に腕や脚を伸ばすときに使用される筋肉)の大殿筋から環跳(かんちょう)をメインに押圧しながら緩め、梨状筋、大腿方形筋に向かってアプローチする。
腰から股関節周りの筋緊張をとるため背部からも治療し、腰眼(ようがん)、志室(ししつ)ほか腰部のツボへの鍼刺激と押圧で腰部、股関節にかかる負担を軽減させる。
坐骨結節株の硬結も押圧で緩和させる。
体位を変えながら、縫工筋や内転筋に筋緊張を緩めること。また、股関節のストレッチも同時で行うことで関節内インナーマッスルへアプローチする。

治療後、引きつるような感じは多少あるものの、外転外旋で股関節の痛みは消失。
自宅でできる低い段差での踏み台昇降、股関節周りのストレッチ、食事指導を行った。
1週間後の2回目の鍼治療後には、引きつるような感じも完全に消失し、体重による負担のほか患部の血流改善がができたことによって、股関節周りの動きが円滑になった。

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