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変形性膝関節症:変形性膝関節症/鍼灸治療レポート2

女性 50代 自営業
症状:膝痛

現病歴

数年前から階段を下りるときや歩き出した瞬間に右膝に痛みが出るようになった。また、正座するときにも痛むようになり、歩行中の痛みも増してきたため、痛みの軽減を目的にハリアップに来院。
膝が横にずれるような不安定感もあるため、歩行が困難になっている。これまでは立ち仕事が多かったが、今はPC作業など膝への負担が少ない仕事をしている。
この膝の痛みで趣味の旅行にも行けず、近くに出かけるのも億劫になっており、運動不足から体重増加の傾向にあり、さらに膝への負担が大きくなっていると考えられる。

鑑別診断

糖尿病やリウマチなどの疾患はなく、これまで大きな怪我をしたことがない。
レントゲン検査の結果では、内側関節裂隙の狭小化があり骨棘はない。
痛みは膝の内側や膝の関節内に出現し、内側は押すと痛みが出る。
立位で確認するとO脚になっており、やや膝も曲がっている。ベッドの仰向けになると完全に膝が伸びなく浮いてしまう状態で徒手筋力テストの結果では、太もも前面の筋力低下が見られた。
症状と所見、基礎疾患がないことから変形性膝関節症と判断。

治療法

変形性膝関節症の場合、股関節に問題があるケースが多いため検査をしたところ、やはり治療対象となったため、膝の治療に合わせて股関節の治療も行っていくことを説明。
発赤や水が溜まっている様子はないが、鍼治療が初めてということもあり、関節内の刺鍼は避けて反応が出ている膝周りのツボに刺鍼、さらに股関節周りのツボは筋緊張を緩めるという西洋医学的な視点からも治療ポイントとして刺鍼する。
鍼の刺激量に注意を払いながら、なるべく患者さんの負担にならないよう刺鍼をする箇所も最低限にし、腰部や背部の筋緊張と精神的な緊張を和らげるため、マッサージ整体も併用して治療。
治療後、歩行時の痛みは5割軽減され、今まで自覚症状のなかった腰や背中の張りも軽減し、立っている姿勢が楽になったと仰っていた。
痛みが軽減し正しい姿勢で歩行ができるようになることで、膝にかかる負担を軽減することができ、膝周りの筋肉を鍛えることでさらに膝関節への負担が軽減できることを説明し、自宅でできる簡単な筋トレ指導を行った。

4日後に来院。
1回目の治療のポイントに加え、今回は姿勢改善を目的に首と腰への鍼・マッサージ整体治療も行う。
治療後は前回よりさらに膝の痛みが軽減し、体の疲労感もとれて楽になっているので、気持ちが前向きになり、趣味の旅行を計画されているそう。
旅行に行くことを目標にし、今後の治療計画と筋トレのレベルアップなど、自宅ケアも加えていく予定。

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