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頚椎症:頚椎症/鍼灸治療レポート3

女性 50歳 会社員
症状:首・背中の痛み、腕の痺れ

現病歴

1ヶ月前から首に違和感があり、そのまま放っておいたら症状が痛みに変わってきた。いずれ治るだろうと思いさらに放っておいたら、腕の外側にまで痺れが出現してきたので整形外科を受診し、ストレートネックによる頚椎症と診断された。
整形外科からは鎮痛剤とビタミン剤などを処方され、症状が治まったら牽引治療を行う予定でいたが、早めに治すために医師から鍼治療を勧められたので、整形外科から近いハリアップカレッタ汐留院に来院された。
日常生活ではうがをするときに首が痛くて朝方は腕の痺れが出現。まだ我慢できないレベルではないが、明らかに仕事に支障をもたらしているので早く治したいと来院された。

鑑別診断

頚部の形状は整形外科で言われた通りストレートネックで、長時間座って仕事をしたり勉強をしたりするので背中の真ん中がやや前傾姿勢で巻き肩で猫背になっているため、、頭の重さが頚部にかかりやすくなっている。
整形外科で撮ったレントゲンから頚椎がやや圧迫されていることを確認したそう。診断通り、ストレートネック、また神経根圧迫による頚椎症と思われた。
首を後ろに倒すと首の痛みが悪化し、その姿勢でさらに額を押すと腕の小指ラインに痺れと首の痛みがさらに悪化。肩甲骨の上側まで痛みが響く。
腕の痺れは寝起きが特に辛く左腕に症状が強く出るそうで、筋力低下を感じコップを持ったり、キーボードを打つ動作にも疲れを感じるようになっている。
首に圧痛はあるが、ひどくはないし、全体的に首と肩、背中の筋肉が強く張っているが、コリ感をあまり感じていない。
手足はともに冷えている。
鼻詰まりや咳などの症状はなし。腫瘍、内出血、疼痛なし。

治療法

頚部、とくに頚椎の際の筋肉が強く収縮することによる頚椎圧迫がみられるため、筋緊張の緩和、かつ痛みに対する鎮痛効果を目的に首周りのツボ、瘂門(あもん)、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、完骨(かんこつ)、大椎(だいつい)、上大椎(かみだいつい)に刺鍼。刺鍼後、頚部から肩部にかけてを軽くマッサージ。
マッサージの後は、椎間の圧迫がみられる頚椎周りの筋肉に鍼をして約5分くらい赤外線で温めながら置鍼。
この時点で痛みがだいぶ軽減し、うつ伏せの姿勢をとることが楽になった。
それからは猫背で前傾姿勢になっている状態にアプローチし、さらに自律神経を調整し治療の効果を上げるために背中から腰・骨盤回りのツボに刺鍼した。
刺鍼後は、うつ伏せから起き上がる前に頚椎の抵抗運動(運動法)を行い、圧迫されている頚椎にアプローチ。
疼痛・可動域を確認したところ、首を後ろに倒した時の痛みは軽減し、首を後ろに倒した状態で額を圧迫したときの疼痛と痺れも軽減。
それからは横向き、仰向けで大胸筋や前頚部の筋肉、神経を刺激し、筋緊張だけでなく胸郭を広げやすく姿勢バランスを維持しやすくした。

施術後、首の痛みが10から2までになり、腕の痺れは消失。
頚椎を少し圧迫するとまだ痛みと痺れが出現するため、2回目の鍼治療は3日後に設定し同様の施術を行った。
3回目の治療後、整形外科を受診しレントゲンを撮ったところ、頚椎上部の狭窄がかなり改善され、腕の痺れも完全に消失。

現在は、整形外科の牽引治療と併用し、月に1回のペースで来院されている。

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