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肋間神経痛:肋間神経痛/鍼灸治療レポート 2

男性 30代 会社員 
症状:右脇腹の違和感

既往歴

4年前に左体側に帯状疱疹(ヘルペス)を発症

現病歴

しばらく前から、首・背中が疲れ、呼吸も深くできないような気がしていた。来院される1ヶ月程度前からは首背中が痛くなり、ときどき右の脇腹に違和感を覚えるようにもなった。
右脇腹は痛みほどではないが、しびれるような感じや、感覚が鈍麻する感じが現れている。特に通勤の電車で荷物を胸前で抱えて座っている(約1時間)時に、脇腹に違和感を生じる。
過去に左体側に発症した帯状疱疹はステロイドの投与と鍼で治療したが、今回の右脇腹の違和感はその時の状態とは異なるとのこと。肩甲骨周りのストレッチをすると症状は軽快する。
胸部の右側に締めつけられるような痛みが発症し、翌日になっても同じ症状が続いたので、ハリアップ六本木ヒルズ院に来院された。

鑑別診断

伏臥位にして頚部から腰部までの棘突起の叩打痛をみたが陰性だった。また、椎間関節や患部肋骨の圧痛を診たが痛みもなく、症状の再現もできなかった。
このことから、骨折や関節の異常、椎間板ヘルニアは除外した。患者の皮膚は発疹もなく炎症症状も見られなかったことと、過去の帯状疱疹は反対側に発生したことで、帯状疱疹の再発や帯状疱疹後後遺症も除外した。触診では脊椎起立筋、特に胸椎5番から胸椎7番の高さに強い筋緊張が感じられた。
患部の右脇腹の位置から背骨に向かって肋骨をたどると、神経節レベルで硬結部位に対応していたことと、肩甲骨周りのストレッチが緩解因子だったことから、起立筋の筋緊張が肋間神経を異常興奮させたことによる、突発性肋間神経痛と考えた。

治療法

脊柱管からでてくる肋間神経の神経根周囲を狙い、椎間関節に斜め内方に刺鍼。響きは局部にしか与えられなかったため、患部の肋骨の下縁や肋間神経を直接狙い刺鍼。
背部と頚部・肩部周りの筋緊張をとるためにマッサージと鍼刺激をした。背中が楽になったことで、息も深く吸い込めるようになった。
右脇腹の感覚異常はしばらくの間、様子見で治療を継続している。

首から背部のこりを溜めないように指導。具体的には、適度な運動の継続とストレスを解消すること。
また、血行をよくするためにシャワーではなく、お風呂に入ることを推奨した。

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