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頭痛:頭痛/鍼灸治療レポート4

30代 女性 デスクワーカー(コロナ禍になる前は出社や出張等もあったが、現在は週のほとんどがリモートワーク)
症状:頭痛、全身のこわばり、足のむくみ

現病歴

リモートワークがメインとなり半年ほどたった2020年11月頃から、仕事の最中、不意に後頭部を中心に頭全体が締め付けられる感じを自覚し、寝ても疲れが抜けず、全身が固まっている感じがある。
なかなか仕事に集中できないため、早く症状を改善したいとハリアップに来院された。足のむくみもリモートワークになってから酷く、靴下の跡などがなかなかとれない。
週1日程度でヨガを行なっているものの、以前より圧倒的に身体を動かす機会が減少したと話された。

鑑別診断

頭痛に関しては、仕事中にしばしば出現することから、普段リラックスするはずの自宅において仕事をしており常に緊張状態が続いたことによる緊張性の頭痛であり、それによって乱れた自律神経のスイッチの切り替えがうまくいかず、血流の循環不全等が引き起こされたことによる筋緊張と判断。
足のむくみに関しては長時間のリモートワークや運動不足、血流の循環不全による内臓機能の低下が要因であると考えた。

治療法

背部の筋全体の張り感が強く、特に肝兪(かんゆ)付近の硬結が目立ち腹部も季肋部の肝臓の反応が強かったため、東洋医学的観点から肝気の高ぶりを考え、肝兪の置鍼に加え天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、完骨(かんこつ)、上大椎(かみだいつい)、膏肓(こうこう)、志室(ししつ)、下肢の血流促進に有効な経穴にもアプローチ。
上肢・下肢のストレッチ、腹部のマッサージ、頭部のマッサージも行い、全身の血流改善、自律神経の調節を目的に治療。
上記治療を1ヶ月間、週1日のペースで治療を継続したところ、週ごとに頭痛は減り、こわばっていた筋肉も落ち着きだし、肩や背中が解けた感じを自覚された。むくみに関しても靴下跡が気になる回数が減ってきた。
現在は2〜3週に1回のペースで来院されており、治療の目的から予防の目的に患者さんも感覚が変わってくる程に調子は良好で、頭痛はほとんど感じなくなった。
リモートワークで見る景色が変わらない部分もストレスになってくるので、生活に少し変化をつける意味でも症状が落ち着いた現在も定期的な来院をお勧めしている。

普段とは違う環境下での仕事は脳に対し過剰なストレスとして記憶され、その信号が腸に伝わり(脳腸相関)頭痛のみならず全身に影響を及ぼします。
鍼灸治療ではいわゆる『エラー』が起こってしまった身体を正常化させるとともに、悪循環を防ぐ『予防』の役割を果たしてくれるため、まさに副作用のないワクチンと言えるでしょう。

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特殊な症状がひどい方は豊富な治療実績を持った店舗へ行くことをオススメします。

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