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下痢症:下痢症/鍼灸治療レポート2

男性 40代 会社員
主訴:過敏性腸症候群(下痢症)

現病歴

20代から習慣性の下痢症に悩まされていたが、最近とくに症状が悪化し始めた。
ストレスがかかると調子を崩しやすく、週に3回以上、必ず1日に4回以上下している状態。お通じを出しても残便感がすごく、下痢が酷い時は急に腹痛と便意を感じてトイレに駆け込むことが多い。
お腹を冷やすと下痢になりがちだが、最近は特に冷えているものを飲んだり食べたりしなくても下している。あまりにも心配で病院で診察を受けたが、過敏性腸症候群で薬を処方されただけだった。
大腸内腫瘍や大腸ポリープ、ウイルス性の症状などはとくに問題なかったが、腸炎になることは過去何回かあった。
早く治したくて色々と情報を見ていたところ、過敏性腸症候群の治療には内臓機能のバランスを整える鍼治療が適していると言われ、インターネットで職場近くの鍼灸院を調べてハリアップカレッタ汐留院に来院された。

鑑別診断

ストレスや緊張が高まるとすぐ腹痛を伴った下痢になりやすく、病院で診断された通り典型的な過敏性腸症候群。
慢性的な腹部膨満感、食後不快感があり、身体は痩せているのにお腹だけ出ている。手足とおなかが冷えていて、温めたら楽に感じる。
膨満感のあるうちに無理やりご飯を食べると吐き気がしたり、胃酸が上がってく感じがあり、胃の機能を含めて消化器全体の機能が低下していることが分かった。
慢性の腰痛でもあり、排便すると楽だが、すぐまたお腹が痛くなり、腰にも鈍痛が残る。
食事の時間は不規則で冷たいお茶やお酒を好むこと、また腰痛の自覚症状があり、お腹と腰が冷えていることから冷えによる大腸の働き、自律神経バランスが崩れていると判断した。

治療法

胃腸の機能を高めること、また自律神経のバランスを整える必要があるため、伏臥位で背部の身柱(しんちゅう)、神道(しんどう)、腰回りの志室(ししつ)、大腸兪(だいちょうゆ)に刺鍼し、腰部を温めながら置鍼すると体全体が温まる感じがしてとても気持ちが良いと言われた。
仰臥位になって顔面部にある胃酸が出すぎるのを抑え胃の働きを整える経穴に刺鍼したところ、お腹を触ると膨満感で辛いはずが、部位によっては気持ちが良いといった反応だった。
身体の後面の施術でお腹の張りがある程度やわらいできたと判断し、お腹の大横(だいおう)、天枢(てんそう)などに刺鍼してお腹全体を温めた。
冷たいものをなるべく避けて、軽い運動を勧めた。

1回目の施術ではお腹と腰部が楽になったが下痢は続いたが、その翌週、2回目から鍼治療と日常生活にビフィズス菌を積極的に摂り入れたことでお通じが少し硬くなった。
1ヶ月目になる5回目の施術後からは毎日下痢することがなくなり、ストレスを感じないときは膨満感も腹痛を感じなくなった。
それからはメンテナンスを含めて持続的に治療を継続し、今では食べ物に気を付ければ腹痛と膨満感、下痢に苦しむことはなくなった。

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