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坐骨神経痛:坐骨神経痛/鍼灸治療レポート7

男性 40代 会社員
症状:右足の痺れ、腰の痛み

既往歴

2020年3月に腰椎椎間板ヘルニアと診断され手術

現病歴

大柄な体格でもともと慢性的な腰痛に悩まされていた。当院での鍼治療で症状の改善が見られ始めたころ、重い荷物を床から持ち上げようとし腰痛が悪化。
病院に行ったところ腰椎3番・4番の部位が椎間板ヘルニアと診断され、痛みと痺れが酷くほとんど動けない状態になっていたので手術を行った。
手術は内視鏡で行ったので入院期間はそれほど長くなく3日程度。手術後、痛みは軽減されたが右脚の痺れは残存しており、どうにかしてもらいたいと、もともとの腰痛治療も希望でハリアップ丸ビル院に再来院された。

鑑別診断

右大腿後面から右足先にかけての痺れがあり、腰には痛みもある。
腰椎椎間板ヘルニアの手術後なので、その影響がまだ残っていると診断。

治療法

坐骨神経の神経沿い臀部・大腿後面・下肢とマッサージを行い、そのあと天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、翳風(えいふう)などの中枢神経にアプローチできるツボに。
環跳(かんちょう)、殷門(いんもん)、委中(いちゅう)、アキレス腱など坐骨神経の走行に沿ったツボに単刺をして鍼の刺激を加え、腰部の硬結部位に置鍼。
この治療を3回続けたところ痺れは消失し、痛みもほぼなくなった。
現在は再発予防のため月に1~2回の頻度で来院し治療を継続されている。

身体が大きいことに加え、仕事がら出張が多く車も運転することが多いため、日頃から腰にかかる負担が大きいことをお伝えし、仕事の合間に同じ姿勢で負荷がかかってしまった身体を動かしてリフレッシュすること。
また、少しづつで良いので自分の体重を支えられるほどに身体を絞るように指導。
以前から腰痛悪化につながる要因の一つと伝えていたがなかなか実行に移せなかったそう。手術後からは再発予防にと実行してくれるようになり、鍼治療と合わせて身体の調子は向上してきている。

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