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頚椎症:頚椎症/鍼灸治療レポート10

男性 40代 会社員
症状:右頚部の強い痛み、右腕・親指の痺れ

現病歴

来院される1週間前から、朝起きた際に右頚部に強い痛みを感じ、首を右側に倒すこと、右から後ろを振り向く動作ができなくなってしまった。
パソコン作業や車の運転時にとくに強い痛みを感じるようになり、その際に右腕、親指にも痺れが生じる。
いつまでも痛みが引かず病院に行ったところ頚椎症と診断を受けた。頚の牽引をしてもらったが全く改善しないため途方に暮れていたところ、ホームページで調べて当院ドクター・リウ鍼灸院を見つけ、職場からも近いことから来院された。

鑑別診断

前屈痛(+)後屈痛(+)右側屈痛(+)右回旋痛(+)どの動きにも可動域制限あり。
ジャクソンテスト(+)スパーリングテスト(+)アレンテスト(-)
頚板状筋、頚部脊柱起立筋、頚椎4番から7番付近に発赤、腫脹が見られ、頚椎5番から6番付近に圧痛がある。
痛みをかばっていたせいか反対側や周囲の筋肉、背部からも強い緊張が見られる。右前腕橈側の感覚障害も見られ、以上の検査から頚椎症だけでなく筋肉の損傷も見られたため、、頚椎捻挫・頚椎5番-6番の頚椎神経根症と診断した。

治療法

1回目の鍼治療は、炎症部分を避けながら神経や脊髄が圧迫されている部位、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、大椎(だいつい)、上大椎(かみだいつい)に刺鍼。
その後、患部の圧迫を軽減させることを目的に頚部の抵抗運動を行った。
この時点で動作痛と可動域制限は7割減少し、その後頚部の圧迫と脳脊髄液の循環を良くすることを目的に上大椎に置鍼を。
次に側臥位にて背部のマッサージと背部の筋緊張緩和を目的に膏肓(こうこう)、志室(ししつ)、命門(めいもん)に刺鍼したところ、背中の緊張もとれたため自宅での炎症部のアイシングを指導してこの日の治療は終了。
2回目の治療は3日後。
自宅でアイシングをしっかり行っていたこともあり右頚部の痛みは7割ほど改善されていて、炎症・腫脹ともになく炎症部の緊張が見られるようになった。
痺れ症状は残るものの以前よりも緩和されてきた。前回の治療のアプローチに加え、炎症があった部分の患部や脊柱起立筋の緊張緩和、脳脊髄液の循環改善を目的に瘂門(あもん)、患部の阿是穴への刺鍼を追加。
施術後は痛みや可動域制限も改善し、痺れも消失した。
ほぼ完治と言えるが仕事の影響や疲労で症状が再発しない1週間後の来院を指導して、自宅ではアイシングではなく患部の温めを指導した。
それから1週間後に再来院され、仕事の状況次第で首肩の凝り感を感じるが、痺れや頚部の痛みは出ないとの事。
この回をもって治癒として、その後は月1回ほどでケアでの来院を指導。

現在も再発予防、仕事の疲労解消を目的に、月1回ほど来院されている。

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