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坐骨神経痛:坐骨神経痛/鍼灸治療レポート10

女性 90代 
症状:腰の痛みと左足のしびれ

既往歴

65歳で気管支喘息を発症

現病歴

脊柱管狭窄症。
どの部位で狭窄しているかは忘れてしまったが、病院でレントゲンを撮った際、医師にすぐに手術が必要だと言われた。本人は手術をしたくはないということで保存療法を選択。
薬を出してもらい飲んでいたが今はもう飲んでいなくて、他の治療法で症状を改善したいと思いハリアップ丸ビル院に来院された。普段シルバーカーや杖を使って歩いている。
両膝から下が痺れているが、特に左側の痺れが強い。

鑑別診断

病院での検査・診断と長時間歩けず間欠性跛行が出ていることから脊柱管狭窄症と診断。

治療法

鍼灸で骨の変形などは治せないので、圧迫を受けている椎間関節と神経への血流改善を主とした施術を行うことを共有し治療開始。
背中から腰部、臀部、下肢と指圧マッサージを行い、そのあと鍼で刺激をしていく。身柱(しんちゅう)・風池(ふうち)、神道(しんどう)など脊柱上のツボを刺激し、脊際のツボにも刺激を加えていく。腰椎周りの腎喩(じんゆ)や志室(ししつ)、命門(めいもん)や腰陽関(こしようかん)に刺激した。
坐骨神経の走行に沿って環跳(かんちょう)・殷門(いんもん)・委中(いちゅう)など臀部、大腿部後面のツボ、アキレス腱を刺激し、そのあと、腰陽関や腎喩のあたりに置鍼をしつつ赤外線のライトで患部を温めていく。
現在、鍼治療を8回ほど行っており、徐々にだが痺れは軽減。回復傾向に向かっているので、今後も治療を継続していく。

日常生活で姿勢を正しく保つようにすること、脊髄神経の血行を良くするために背骨周りを冷えないよう温めることを指導している。

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