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寝違え:寝違え/鍼灸治療レポート18

男性 40代 会社員(デスクワーカー)
症状:寝違え

既往歴

腰椎椎間板ヘルニア(現在は関連症状なし)

現病歴

来院される前日、朝起きたときに首の痛みを感じており、振り返る動作やうがいをするときに上を向くような動作ができない。一日様子を見たが痛みの具合が変わらず、仕事にも支障をきたしている。
普段から首から肩にかけての凝り感は強く、特に来院された時期はエアコンで身体が冷えている感じもあった。趣味でサーフィンをしており体幹とともに首を反らすような力を入れることが多い。
仕事に趣味に、これ以上支障が出ないよう早く改善したいとハリアップに来院された。

鑑別診断

頚部の後屈、左右側屈、左右回旋の可動域制限あり。動作時痛も出現している。頚部の前屈では張痛があり、他の動作ほどではないが少し可動域制限が見られた。
肩甲骨の挙上はできるが右首から肩にかけて痛みが出現するが、上肢の痺れ、筋力低下など神経学的所見はなし。板状筋、肩甲挙筋、僧帽筋の筋緊張が強く、寝るときの不良姿勢が原因となり筋緊張の亢進、阻血が原因で痛みが引き起こされていると考えられる。

治療法

寝違え発症2日目で患部の痛みが強かったため、炎症期と判断して痛みのある局所の治療は避けて、周りの筋緊張緩和を目的に治療を行い、可動域制限の改善を図った。
まず初めに、伏臥位の姿勢から圧痛部位を確認しながらその周囲をまず軽くマッサージ、頚部の天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、肩部の肩外愈(けんがいゆ)、肩井(けんせい)、膏肓(こうこう)と圧痛の部位は避けつつ、筋の起始部、停止部に対して単刺にてアプローチを行った。普段からデスクワークで肩甲骨まわりから上肢帯まで疲れを自覚されているので、天宗(てんそう)や手三里(てさんり)にも単刺を行い、同じ姿勢で筋肉が収縮しないように、整体を加えて右上側臥位の姿勢に移行した。
右上側臥位では風池、完骨、肩の硬結部に単刺をした後、肩甲骨まわりから肘まわりにかけてマッサージを行い、頚部の痛みから緊張が強くなる部分を緩ませた。
施術後の痛みは10→4.5くらいまで軽減しており、可動域も後屈、左右回旋、左右側屈ともに痛みは残るものの、可動域制限の改善がみられた。前屈は問題なくできていた。
この日の状態ではまだ炎症が残るため、家で温めたりストレッチはしないよう。また気になるかもしれないが極力痛みの出る動作は行わないように指導した。痛みがあるうちは続けての来院を促し、炎症が引いたら残った筋緊張をとり、寝違えを繰り返さないようにしていくよう伝えた。
第2回目の鍼治療は1週間後と少し間は空いたが、寝違えの痛みは改善されて、残る首から肩にかけての筋緊張をとる治療を行った。デスクワークで普段から首肩部に負担がかかるため、動作を確認したうえで、治療後に家で行う頚部のストレッチの指導を行った。

梅雨時期から夏場は、筋緊張に加えエアコンの冷気などで身体の表面が冷やされて血流が悪くなり、寝違えを引き起こす方が増えます。
暑くても身体は冷やしたままにせず、入浴で体を温め、お風呂上がりにストレッチを行うことで凝りかたまった筋肉をそのままにしないことが重要です。

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