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自律神経失調症:自律神経失調症/鍼灸治療レポート10

女性 20代 会社員(事務職)
症状:自律神経失調症、めまい、頭痛、生理不順など

現病歴

3年ほど前から色々な症状があり、今は特に眠りが浅く日中はめまいやふらつきがある。病院で診察しても原因などはなく、なんとなくだるい状態からどんどん悪化しているとのこと。
ほかにも頭痛、生理不順、冷え、集中力低下など日によって異なる症状がでる。一時期よりは回復してきているが、まだ月に2日程度、体調不良で会社を休んでしまうくらい体調が安定しないそう。
今回は頭をすっきりさせたいことと、体調を整えるためにも睡眠の質を良くしたいとのことで、脳神経疲労コースでの治療を選択された。

鑑別診断

全体的に筋緊張が強く、特に背中の肩甲骨の内縁や脊際の硬結が顕著にみられた。精神的ストレスや内臓の不調などが原因と見られる。
また、肌は乾燥しており、ところどころ冷えている。お腹の冷えは自覚があるようで便秘にも下痢にもなりやすく、血流の悪さと自律神経バランスの乱れからくる症状である。
頭部も硬さが顕著で、交感神経優位で緊張しやすい前頚部も緊張があることを確認。頭部はマッサージと水牛鍼を使って内臓の反射区、硬さのある場所全体をほぐしていく。

治療法

まずはマッサージで背部全体を緩め、自律神経バランスを整える。天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、瘂門(あもん)に刺鍼し、血流改善と自律神経にアプローチした。その後、ストレスの反応がでやすい肩甲骨内縁と脊際の阿是穴に刺鍼を。
腰部の志室(ししつ)や仙骨周りも重要なポイントになるため、マッサージでほぐした。一番反応の強かった肩甲骨内縁に置鍼。筋肉の緊張緩和とリラックスできるように赤外線で温めながら置鍼は長めに設定。
仰臥位では、腹部を中心に施術を。お腹にも張り感、緊張があり横隔膜あたりにも硬さがみられたため、呼吸を意識しながらマッサージをした。丹田のあたりに冷えがあったので、関元(かんげん)に置鍼し温めた。
足裏もマッサージで末端まで血流を促すよう、足首や膝周りもマッサージをし関節内の循環改善を図った。
最後に水牛鍼で頭部を刺激。前頭部の硬さが強く、おでこや眉間まで硬さがでている。頭維(ずい)も硬結のようなものがあり、頭痛もその後ろに出ることが多い。筋肉が引っ張りあったり血流が悪かったりすることが原因となるので、マッサージと水牛鍼で押圧による刺激を与えながらしっかりとアプローチした。
治療後、頭はすっきりし治療中もリラックスできて深く呼吸ができたと話された。
自律神経と内臓の関係やストレスの反応が出やすい肩甲骨内縁を普段からテニスボールなどで刺激するように伝えた。また、乾燥なども気になるとこのことだったので、水分をたくさん摂ること、肉類や緑黄色野菜などをしっかり摂ることで血液を作る材料になると話し、ふだんの食生活でできることを指導した。

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