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五十肩:五十肩/鍼灸治療レポート18

女性 70代 専業主婦
症状:右肩の痛み

現病歴

来院される3ヶ月ほど前から右肩が痛く、腕を上げられない状態に。ちょうどその頃に孫が生まれ、抱っこや食事の準備などをやっていたらどんどん痛みが強くなってきた。洋服に手を通す時にも痛みが出る。
そして一番辛いのは、夜寝返りをうつ時にズキンと痛みで起きてしまう。
整形外科では完全に五十肩(肩関節周囲炎)ですねと言われ、その後ペインクリニックで痛み止めの注射を打ったが、1日しかもたない。3ヶ月前から痛みは徐々に増している気がする。
痛みがあるので右手を使わないようになり、右腕がどんどん細くなってきてしまい見た目も少し気になる。
孫も生まれたばかりでこれからもっと大変になると思うので、鍼治療で少しでも動かせるようにならないかと相談を受けた。

鑑別診断

結髪動作は少し動きは悪いが可能。結帯動作は全くできない。
肩こりは慢性的にあり特に首のこりが強い。顔が前に出てしまい巻き肩にもなってしまっているため、肩関節周囲にアプローチすると共に首と引っ張りの強い胸筋や腕の筋肉を緩ませていく。
また、夜間痛が出ていることから内臓系・自律神経系の影響が考えられる。疲れなどから肝臓・腎臓の機能が低下していることも考えられるため、内臓系へのアプローチも加える。

治療法

全体的に血流が悪く滞っているため、全身の気血を流すためにマッサージと天柱(てんちゅう)、脊際、上大椎(かみだいつい)、膏肓(こうこう)、志室(ししつ)に刺鍼。その後、膏肓に置鍼した。
横向きで風池(ふうち)、上大椎に置鍼し、その後、肩髃(けんぐう)にも置鍼。胸鎖乳突筋など首の筋肉も硬さが顕著だったため圧迫で刺激。
仰向けでは遠隔から肩へのアプローチをするため、小海(しょうかい)に置鍼。お腹も硬くなっており温めながらマッサージをし、硬結がある部分には単刺をした。
この治療を週1回1ヶ月続けた。最初はあまり変化がなかったものの、3回目あたりから夜間痛で起きることが少なくなり結帯動作の可動域が広がってきた。
その後も継続し、5ヶ月経った頃には痛みはほぼなくなり結帯動作もスムーズになっていた。
自宅ではなるべく肩を冷やさないように薄着で過ごさないこと、少しずつ腕を動かし痛みのない程度で上腕二頭筋や肩関節周囲のストレッチをすることを伝えた。壁に手のひらをつけて上腕二頭筋を伸ばすストレッチが痛いが効いていると話してくださった。

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