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頚椎症:頚椎症/鍼灸治療レポート13

男性 40代 会社員
症状:左肩甲骨内縁の強い痛み、左親指と人差し指の痺れ
発症:2021年11月頃

現病歴

2021年12月初旬から左の肩甲骨内縁の痛みと左の親指、人差し指に痺れが出るようになった。11月頃からデスクワークの時間が急増し、一日13時間ほどの労働になり、肩こりや首こりをいつも以上に感じていた。痛みが酷くなってきたため12月中旬頃に病院を受診したところ、頚椎症と診断を受けた。
ビタミン剤とリリカ(痛み止め)を処方され、飲むと痛みが治まるが、薬が切れると痛みだす。
根本的な解決になっていないと感じていたので、治療できるところを探し、職場に近いドクター・リウ鍼灸院に来院された。

鑑別診断

左頚部前屈痛(-)・後屈痛(+)・右側屈痛(+) 後屈すると同時に左の肩甲骨内縁に痛みが出現。
ジャクソンテスト(++)、スパーリングテスト(++)、アレンテスト(-)、ファレンテスト(-)
第5頚椎~第6頚椎付近に圧痛があり、左の菱形筋も緊張が顕著。
以上の検査から、第5頚椎~第6頚椎の頚椎神経根症と診断した。左の肩甲骨内縁の痛みも頚部の動きと連動して起きていることから、頚椎症の治療と筋肉の緊張緩和を目的に治療することを伝えた。

治療法

筋緊張が強く神経や脊髄が圧迫されている部位、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、大椎(だいつい)、上大椎(かみだいつい)に刺鍼し、その後、患部の圧迫緩和を目的に頚部の抵抗運動を行なった。この時点で、後屈の痛みとジャクソンテスト時の痺れが残るが減少した。
次に、頚部の圧迫と脳脊髄液の流れを良くするため、上大椎に置鍼。左を上に側臥位にて肩甲骨内縁のマッサージと背部の筋緊張の除去を目的に、膏肓(こうこう)、志室(ししつ)、命門(めいもん)に刺鍼した。
施術後に確認すると、左肩甲骨内縁の痛みは消失。ジャクソンテスト時の痺れが軽減したが残存。
神経細胞の正常化を目的に、ビタミンB12が多く含まれている食べ物の摂取(シジミ、レバーなど)すること、患部を冷やさず安静にするよう伝え4日後の来院を指導した。
4日後、2回目の鍼治療で来院。
肩甲骨内縁の痛みはデスクワークをすると出現したが、初めて来院されたときと比べて7割ほど軽減。ジャクソンテスト時の痺れがまだあるので、前回の治療のアプローチに患部や脊柱起立筋の緊張除去、脳脊髄液の循環改善を目的とした治療の流れで、瘂門(あもん)、患部の阿是穴への刺鍼を追加した。施術後は肩甲骨内縁の痛みや動作時痛、ジャクソンテスト時の痺れも消失した。
ほぼ完治と言えるが、デスクワークの時間や疲労で症状が再発しないように、1週間後の来院を提案し、治療を継続されている。

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