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不眠症:不眠症/鍼灸治療レポート14

女性 30歳 会社員
症状:不眠、不安感、全身疲労と倦怠感

現病歴

産休後フルタイムで仕事に復帰し、身体が慣れていないことと子育ての疲労が重なっている。身体は疲れているのに、お子さんと寝ている時に蹴飛ばされたり、布団が掛かってないか心配したりと熟睡できない状況が続いている。
全身疲労と倦怠感があり食欲もなく、首や肩、背中から腰にも痛みを感じるようになり、今の状態を少しでも早く整えたいと来院された。

鑑別診断

日常生活の変化や心身の不安定さが原因となり自律神経の乱れが生じ、不眠の原因となっていると判断。
出産後の女性の身体は、思った以上に疲れている。体調の回復には個人差があり、慢性的な睡眠不足が重なると疲れが溜まり、蓄積していくことで様々な症状の原因となることを説明し、治療を開始した。

治療法

精神的な緊張もあり、自律神経の乱れが顕著でお腹が冷えている。先ずはリラックスさせる目的とホルモンバランスと自律神経を整える目的で、仰向けでのお腹のマッサージと中脘(ちゅうかん)、関元(かんげん)、陰陵泉(いんりょうせん)、三陰交(さんいんこう)、頭の経穴百会(ひゃくえ)に鍼を行った。
次に、頚・肩・背中・腰の筋緊張をとり、循環改善をするために全身のマッサージを行った後、天柱(てんちゅう)・肩井(けんせい)・肩外兪(けんがいゆ)等の経穴への刺鍼。全身調整のため背中の兪穴に鍼を行った。
最後に、もう一度仰向けになってもらい脳疲労を解消させる目的で頭部のマッサージを行った。
2回目は1週間後。前回の治療から熟睡できる時間が増え、全体的に体調が良くなってきていると話してくださった。
前回と同様にお腹、全身へのアプローチ、自律神経とホルモン調整のための鍼、頭部へのマッサージ・鍼を行った。デスクワークで座っている時間が多いこともあり、座っているだけで腰痛があるということなので、上記の治療に加えて腰の痛みに対して腎兪(じんゆ)、志室(ししつ)、大腸兪(だういちょうゆ)等への鍼と、長時間の座位で硬くなっている臀部の筋肉に対しても鍼とマッサージを加えた。
治療後、その場で腰痛は改善。
3回目はさらに1週間後。眠れるようになり疲労感等の自律神経の症状はとれてきていることを共有し、1回目、2回目の鍼治療同様に、お腹・頭部を含め全身へのアプローチ、自律神経調整のための鍼を行った
4回目以降は、デスクワークで座っている時間が長いため、首肩こりはあるものの不眠の症状は改善。疲労感や倦怠感も改善されている様子。
子育てにフルタイムでの仕事と、自律神経のバランスを崩しやすい状態があるので、治療頻度を月に2回にし、腰痛予防、健康維持のために継続して来院されている。

生活指導

座っている時間が長いと筋肉が凝りかたまり上半身全体の血液循環も悪くなるので、肩周囲を動かす運動を提案。
自律神経のバランスを整えるためにも、適度な運動を行うことをアドバイスした。

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