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便秘症:便秘症/鍼灸治療レポート 8

女性 40代 会社員
症状:便秘

現病歴

20代から便秘気味で便が硬く排便時は苦しい感じで、内科医で薬を処方され服用した。薬局でもで市販薬を飲んでみたが症状の改善はみられなかった。
薬を服用しても4~7日間排便がないときもあり、鍼治療で自律神経が改善させるかもと思い、ハリアップ当に来院。

鑑別診断

問診で食生活を確認すると食事時間が不規則で、朝食はとらず夜遅くに食べる傾向がある。比較的、お弁当類が多く、偏食で野菜類や果物、発酵食品は少なく、コーヒーや甘い物に嗜好性がある。
運動もほとんどすることがなく、デスクワークで座っていることが多い。触診すると左肩の硬結、肩甲間部のこり、背中や腰の張りがある。

治療法

うつ伏せで脳神経の疲労をとるため、首の後ろの(てんちゅう)、風池(ふうち)に刺鍼し脳脊髄液の循環改善にアプローチをかけた。ドーパミン、セロトニン分泌を促す刺激をして、肩こり解消に肩井(けんせい)に刺鍼。
自律神経バランスの崩れで、便秘症になった方は肩甲骨内縁や胸椎の周りに硬結がみられることが多く、膏肓(こうこう)、心兪(しんゆ)、肝兪(かんゆ)、脾兪(ひゆ)、胃兪(いゆ)に刺鍼して内臓機能の調整を図る。次に、第5腰椎の横の大腸兪(だいちょうゆ)に5分間、赤外線をあて温めながら置鍼を。抜鍼後、腰椎の下の命門(めいもん)、仙骨にある次髎(じりょう)、中髎(ちゅうりょう)に刺鍼した。ここでは排便中枢を刺激する。
そして体全体を軽くマッサージ整体した後、仰向けになって頂き、自律神経の安定のために頭の頭頂部の百会(ひゃくえ)に刺鍼。慢性的な便秘に悩んでいる方は精神的なストレスを抱えている場合もあり、手首にある内関(ないかん)、外関(がいかん)に刺鍼し自律神経のバランスを整えた。
おへそを中心に大横(だいおう)、中脘(ちゅうかん)、天枢(てんすう)、期門(きもん)の腹部に刺鍼し、大腸の蠕動運動を促す刺激を与え、胃と小腸をつなぐ十二指腸を刺激して胃腸の働きを改善させる効果がある、足のすねの足三里(あしさんり)も腸の働きを良くために5分間置鍼した。最後はお腹全体をマッサージし、足のストレッチを加えお腹をねじる整体をしてし腸に刺激を与えて終了とした。

生活指導

便秘症を改善するには規則正しい食生活を心がける必要があり、特に朝食を摂ると排便を促す胃・結腸反射がおこり排便中枢が刺激されるので、できるだけ朝食は摂るようにし、決まった時間にトイレに入って頂く習慣をつけるよう指導した。
食物繊維は水を含むとゲル状になり便を柔らかくして出しやすくなりますので、朝食にリンゴやバナナを。また、キャベツはビタミンを含み胃腸を守り傷ついた粘膜を修復しますので積極的に摂るとことを。オリゴ糖は善玉菌を増やすエサになりはちみつとりんごの組み合わせや、ほかお勧めの食材をお伝えした。オリーブオイルに含まれるオレイン酸は腸を刺激して蠕動運動を促し便を出しやすくする効果があるので、ヨーグルトや納豆、パン、お刺身などにも良いことを共有した。

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