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頚椎症:頚椎症/鍼灸治療レポート16

女性 50代 会社員
症状:右首から右腕の痛み

既往歴

腰椎椎間板ヘルニア
頚椎椎間板ヘルニア

現病歴

来院される1年前、ゴルフ帰りから突然、肩甲骨内側から右腕かけて痺れと鈍痛を感じ始めたが、当時は我慢できない程度ではなかったのでこれといった処置はせず放置していた。
それから6ヶ月、腰椎椎間板ヘルニアで痛めた腰がまた痛くなり、病院に駆けつけたら腰は大きな怪我はなかったが、頚椎第5番-6番の頚椎椎間板ヘルニアと診断され、注射治療を始めた。
腰の痛みはすぐ消失したが、約半年間治療を続けても背中から腕の鈍痛と痺れは改善しないまま、最近はうがいなど上を見る動作をすると症状が強くなり、治療に対するモチベーションが下がってしまった。
そこで、好きなゴルフを続けながらも治療ができる方法はないか調べていた時に周りの友人から鍼治療を勧められ、以前腰の治療で来院したハリアップカレッタ汐留院に再来院された。

鑑別診断

頚椎椎間板ヘルニアと診断されているが、どれほど日常生活で困っているかを図るため、頚部神経根圧迫を確認するジャクソンテストをしたところ陽性。スパーリングテストが右側陽性となった。
どちらも首を後ろに倒すテスト法であり、やはり日常生活でも首を後ろに倒した瞬間、うがいなどで痛みや痺れが出現する状態で、一度感じた後はしばらく痺れと痛みが余韻のように残る。
病院での診断、検査法の陽性から見て頚椎椎間板ヘルニアによる腕の痺れと確認した。

治療法

頚椎を強めに圧迫する指圧マッサージは頚椎症を悪化させる可能性があるため、触診から慎重に行い、腕の痺れ、痛みが発生しない程度でやさしくマッサージを行った。
頚椎の筋肉による圧迫を緩めるため、頚部の天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、完骨(かんこつ)、上大椎(かみだいつい)に刺鍼し、鍼の後はドクター・リウ・メソッドの抵抗運動を行い頚椎間の圧迫をより解いていく。
また、患者の普段の姿勢を見てみるとやや前傾姿勢であるため、猫背は脳脊髄液の流れを悪くさせ自律神経のバランスを崩しやすくなることを説明し、体の自然治癒力を促進させる目的で、背中の身柱(しんちゅう)、神道(しんどう)、膏肓(こうこう)、腰の志室(ししつ)、腎兪(じんゆ)に刺鍼。より首周りの血流促進に頚椎第5番-6番間のラインに置鍼をした。
施術後、状態を確認したところ、手の痺れが消失。少し重い感覚はあるが、来院前と比べて大分楽になったとの話してくださった。

次回は1週間後を提案し、来院時に状態を確認すると、前回後3日くらい調子が良くてそれからだんだんと調子が戻っていると。
今の身体の状態は以前から形成された期間が長く、症状が慢性化していること、完治には時間がかかることを説明し、3ヶ月のうちに鍼治療の効果を2週間ほどまで維持できる状態を目標として治療計画を立てた。
現在は週に1回の頻度で来院され、2ヶ月たった今は1週間半くらい良い状態を維持できるようにになっている。

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