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不眠症:不眠症/鍼灸治療レポート17

女性 40代 会社員
症状:不眠

現病歴

3年前から不眠症で通院し、睡眠導入剤を服用している。寝つきがよくないのと途中覚醒で眠りが浅い。
寝ている間も力が入っている感じで、1時に寝ても5時頃には目が覚めて7時頃まで布団の中でごろごろしている。薬を服用しているが症状改善には至っていないため、根本治療を探しハリアップに来院された。

鑑別診断

頚部から肩甲骨、廃部にかけていつも凝っているので、直立姿勢を保つ背骨の両側にある脊柱起立筋が緊張していることから、そのそばを通る交感神経幹節が刺激され交感神経のメインストリートが圧迫されている。その不自然な刺激から神経が興奮しやすく、体は四六時中、活動状態に置かれることになり、眠りたいと思っても安眠できない状態だと思われる。

治療法

脊柱起立筋の緊張をとるため、まずはうつ伏せで首の後ろの天柱(てんちゅう)、瘂(あもん)、肩甲骨内縁の上大椎(かみだいつい)、膏肓(こうこう)、肩甲骨下縁の膈兪(かくゆ)、背中の肝兪(かんゆ)、腰の腎兪(じんゆ)に刺鍼。抜鍼後、脊柱起立筋の腰骨と骨盤の境目の大腸兪(だいちょうゆ)に、5分間赤外線で温めて置鍼を。その後、頚部から廃部全体にマッサージをして仰向けに。頭の頂上の百会(ひゃくえ)は精神が安定するため刺鍼。おなか周りは自律神経を安定させ、幸せホルモンのセロトニン、ドーパミンを分泌させるため、おへそ周りの中脘(ちゅうかん)、天枢(てんすう)、大巨(だいこ)、関元(かんげん)に刺鍼。抜鍼後、腹部のマッサージを。次に、自律神経調整のため、足の太谿(たいけい)、三陰交(さんいんこう)、陰陵泉(いんりょうせん)に刺鍼し、最後にもう一度、頭の百会穴を中心に自律神経のツボ、足の裏にもある安眠のツボに手技で押圧刺激して終了とした。

生活指導

催眠ホルモンのメラトニンはセロトニンが変換されたものなので、腸内環境を整えセロトニンの分泌を促すために発酵食品や善玉菌のえさになるはちみつなどのオリゴ糖やバナナやりんご、きのこ、野菜の食物繊維を摂るよう指導。
また、就寝前のスマホやパソコンはブルーライトで脳が興奮するので、就寝2時間前には見ないようにし、1時間前には照明を徐々に暗くして眠る準備をするようアドバイス。以上のことを心がけたことで、鍼治療の後は薬を服用しなくても熟睡できるようになり、現在も鍼治療を継続中されている。

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