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坐骨神経痛:坐骨神経痛/鍼灸治療レポート20

男性 80代
症状:坐骨神経痛、右足の痺れ

既往歴

前立腺癌

現病歴

来院されるヶ月月前から右足の裏が痺れて痛い。家の近くの整形外科に受診して脊柱管狭窄症の診断を受け、ビタミン剤・鎮痛薬などの処方を受け服薬したこと。また、ブロック注射を受けたことで徐々に症状が改善傾向であったが、2週間ほど前から足の痺れ・痛みが再燃して強まってきた。
現在、整形外科の先生にも相談しているが、なかなか思うような効果が得られておらず、気持ちが滅入っている。今は座姿勢だと痺れが気になるため、右足を上にして寝ころびながら生活していることがメインになっている。
先日、家族から電話がかかってきたときに足の痺れ・痛みの話をした際、上手な鍼灸の先生がいるから一度治療してみてもらってはどうか?と言われ、このまま痛みで歩けなくなるのではないかと不安になり、少しでも症状が改善するなら受けてみようと思い、ハリアップ六本木ヒルズ院に来院した。

鑑別診断

常に大腿後面から下腿後面にかけてビリビリした痺れ、痛みがある。当初(3ヶ月前)は腰痛も気になっていたが、現在は腰痛の自覚はなし。
腰の自動運動では後屈、右回旋動作で右腰(腰椎5番~仙骨脊際)の詰まり感が出現。その他の自動運動は全て(-)
ケンプ兆候(-:腰の詰まり感はあるが痛みしびれは誘発されない)SLR(-)KボンネットR(+)L(-)
間欠性跛行(-)
仰臥位になった際に、右下肢が外旋しているため外旋筋の筋緊張が強まっているものと考えられる。
増悪因子:5分以上の座姿勢/緩解因子:入浴
上記ふまえて、整形外科受診で指摘された脊柱管周辺の問題も考えられるが、現在の症状に大きく影響しているのは右臀部(特に外旋筋)の筋緊張が強いことで、その緊張している筋肉が坐骨神経を圧迫して症状が出ているものと思われる。
そのためハリアップでは、罹患筋肉の筋緊張緩和と血流改善を目的としたアプローチを実施する。

治療法

まずは脳脊髄液へのアプローチで鎮痛ホルモンの分泌を目指すため、頚部から背部のマッサージを実施し、単刺で天柱(てんちゅう)、完骨(かんこつ)、瘂門(あもん)、上大椎(かみだいつい)、膏肓(こうこう)、身柱(しんちゅう)に刺激した。
抜鍼した後、坐骨神経領域の血流改善を目的に腰部から下腿のマッサージをし、大腸兪(だいちょうゆ)、志室(ししつ)、環跳(かんちょう)、殷門(いんもん)、承山(しょうざん)、飛揚(ひよう)に刺鍼を。
単刺している際に、腰部に温かさが出てきた(ズキズキしたような嫌な感じではない)と話され、血流が改善されていることを伝え、神経的にはそこから坐骨神経にも良い影響が出ることが考えられる反応であることを共有した。
より鍼の効果を高めることを目的に、坐骨神経の出てくるポイントが重要であることを伝え、その場所に置鍼を。抜鍼後、動作確認のために立位で先ほど詰まり感のあった腰の自動運動(後屈、右回旋)を実施。詰まり感は改善したが、まだ足の痺れは残存するとのこと。やはり、臀部の筋緊張が抜けなくてはなかなか症状が改善されにくいと考え、右側臥位に姿勢を変え施術。
腰部から臀部を中心にマッサージして、特に緊張の強かった環跳、大腿外側の筋緊張を緩めるために腰眼(ようがん)に刺鍼し置鍼5分。抜鍼した後に仰臥位で右臀部のストレッチを実施した。
まだ、臀部の緊張は残存するため、また、ご高齢なこともあり抵抗を確認しながら、少し痛気持ちいい強さでストレッチを実施した。その際、先ほど(Kボンネットテストの際)発現した痺れ感、痛みに関しては大幅に軽減していることを自覚。鍼灸・マッサージ治療により筋緊張を緩ました状態でストレッチを実施することで、より臀部の筋肉の緊張が緩和しやすいことを伝えたところ、患者も実感できてうれしいと話してくださった。
施術後、腰の自動運動(後屈、右回旋)の詰まり感は軽減。Kボンネットテスト(-)になった。
全体的に症状改善しているが、まだ緊張が取り切れていないこと、まだ刺激に対する反応が出やすい現時点で期間を開けずに施術することの重要性を伝え、次回来院は3日後で提案し予約確定した。
それまでのセルフケアとしては、簡単な臀部のストレッチを伝え可能な限り1日1回は実践するよう伝えた。

前回後2日は痺れ、痛み共に消失していたが、今朝からまた少し痛みがぶり返してきている。ただ、初診時よりも痛みは軽減。
セルフケアは1日1回1分ほどできたとのことで、まずはそれができたことが素晴らしいことを共有し、症状改善と良い状態をより持続させるためにも引き続き実践することを伝えた。
施術内容に関しては前回同様で実施。
前回後、鍼による違和感などもなかったとのことなので、全体的に鍼の刺激量を強め、側臥位時の環跳、腰眼の刺鍼時には鍼の響きを実感できるように刺激した。患者は「重だるい感覚だけど気になっているところに当たっている」とのことで、それを確認して置鍼5分した。
抜鍼後のストレッチでは前回以上に抵抗なくストレッチできるようになっていることを確認し、ストレッチ時間を1.5倍にして実施し、前回同様、症状は消失した。
前回よりも刺激量が強いことを伝え、状況によってはだるさ、痛みなどが出る可能性があることも伝え次回経過を伝えて頂くことを共有した。次回来院は1週間後の予定。

前回後、痺れ、痛み、だるさなどはなく快調である。
セルフケアでのストレッチも良くなることが嬉しくて1日3回(1回3分)ほどできているそう。
施術に加えてストレッチができていることで、良い状態が保てていることを伝え施術。施術内容は良い状態が維持できているため、前回同様の施術内容、刺激量で実施。
施術後も良い状態であることを確認し、坐骨神経痛に対する治療は一旦、終了とし、今後は再発しないための殿筋のコンディショニング調整、脊柱管狭窄症部分の緊張を抑えていくことの重要性を伝え、7~10日に1回の来院を勧めた。
以降、その通りのスケジュールで来院されており、坐骨神経痛の再発は抑えられており、体調の良さを実感されている。

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