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腰痛症:腰痛症/鍼灸治療レポート24

男性 30代 会社員
症状:腰痛症

現病歴

コロナが緩和しはじめ会食が増えてきたことで、右背中から腰への張り感や痛みを感じるようになった。それに伴い、肩こりも強くなってきた。
以前、ぎっくり腰になったことがあるため、このまま放っておくとまたぎっくり腰を繰り返すかもしれないと、怖くなり来院された。
毎日のようにお酒を飲んでおり、食事は夕食の1食に制限している。来院前日の会食では、ハイボール5杯にワインを2本ほど飲んだ。本日は便秘気味で、腹部の膨満感もある様子。

鑑別診断

前屈ではやや張りや痛みを感じる。後屈、側屈により痛み等は出ない。
胸腰椎移行部付近と右起立筋肉状にやや腫脹、硬結が見られる。
腹部の膨満感、触診での硬さ、最近の食生活を考えると、内臓性の腰痛症、肩こりが考えられる。

治療法

まず、伏臥位で天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、完骨(かんこつ)、大椎(だいつい)、上大椎(かみだいつい)に刺鍼し、脳からの鎮痛物質の分泌を促進。また、肩の筋緊張緩和を目的に刺鍼した。
その後、肝臓の疲労などに対して背中の胸椎9番の横の肝兪(かんゆ)に刺鍼。腸など内臓との関わりが深い、腰部の志室(ししつ)、大腸兪(だいちょうゆ)に置鍼を。
臀部に筋緊張がみられたので、腰の志室(ししつ)、仙骨の周り、股関節周りの環跳(かんちょう)に刺鍼し、側臥位で肩部に対して緊張の強い上大椎、志室へ単刺した。
最後に仰臥位で中脘(ちゅうかん)、大横(だいおう)、脇腹にある帯脈(たいみゃく)に対して刺鍼し腹部の緊張を緩め、胃腸の働きを促した。
さらに下腿部にも刺鍼し、内臓機能を高め自律神経のバランスをとったあと、負担のかかりやすい臀部の緊張をほぐすため、臀筋群のストレッチを行った。
施術後は腰、肩、背中全体が軽くなり、痛みも消失した。

生活指導

お酒を飲む頻度や食事量は変えられないとのことだったので、意識して水分を多く摂り肝臓への負担をやわらげること。
胃や腸の調子を整えることで老廃物の排出を促すこと。腸内環境改善のためビフィズス菌(ベイビーフローラ)でのセルフケアが重要であることを伝えた。

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