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坐骨神経痛:坐骨神経痛/鍼灸治療レポート23

男性 50代 会社員
症状:右下腿外側、足裏の痺れ

現病歴

来院される1週間前、重いものを持ち上げた際に腰を痛め、そこから徐々に足に痺れと痛みが出るようになり、力も入れにくくなっていった。
海外を行き来していて移動が多く、ふだんから慢性的な腰痛の自覚がある。
30年前に整形外科で第5腰椎椎間板ヘルニアと診断されており、今回もその影響であると医師からは診断されていた。
仕事で歩き回ることが多く、痺れが出始めてからかなり支障が出ていて、このまま仕事を続けられるか不安になっていたところ、偶然、当院で鍼治療を受けている知人から同様の症状が改善したことを聞いて驚き、すぐ連絡をしたとのことだった。

鑑別診断

X線検査で腰椎椎間板ヘルニアを認め、軽度圧迫があるとの診断。徒手検査でもSLRテストやケンプテストが陽性。
腰骨の脇を圧迫すると痺れが増悪。
以上のことから、腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛と判断した。

治療法

ドクター・リウ・メソッドの腰痛治療は、どんなに腰が痛くてもまずは首から。
とても大切にしている治療ポイントで、痛みを軽減させる脳内物質を促す目的や背骨の周りの筋肉の緊張緩和の目的がある。
実際に腰部の治療の前に首から背中をほぐしていくと、腰回りが楽になると話され、全身のつながりを実感していた様子。
うつ伏せが長くできないため、身体を反らせると辛い方は、お腹や股関節周りをほぐすことが有効であることを説明しながら、側臥位になり、腰からお尻周りのツボを刺激して気血の鬱滞を取り除いた。
体全体を観察していると浮腫が出ていることがわかり、お話を伺っていると家系的に腎臓が弱く気になっているとのことだった。
東洋医学では腎臓と腰の関係がとても深いこと。加えて膀胱経というツボが点在する経絡もまた体内の水分代謝に関わることをを説明し、実際に治療に用いるツボも太渓(たいけい)や照海(しょうかい)のような腎経、委(いちゅう)や腎兪(じんゆ)、承山(しょうざん)など膀胱経のツボを刺鍼した。

最初の2週間で4回施術をし、ある程度痛みの回復までできたが、足の裏の痺れや力の入り具合の改善まで至らず。
治療回数が必要なケースであったため、1週間に1度の治療を2ヶ月間行って、ほぼ症状を感じることはなくなった。
途中治るのか不安になることもあったと思うが、こちらはこのままやっていけば治ると自信をもって治療していたため、常に励ましの言葉をかけながらの治療を心がけた。
その中でセルフケアは、その都度その時にできるものを選定し、負担が過度にかからない自宅でできるものに取り組んでもらった。
ストレッチはやってもいい時期とやると悪化する時期があり見極めが必要なので、こちらからタイミングを図りアドバイスをさせてもらった。

腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛や坐骨神経痛などはすぐに改善することは難しく、治療をしなければずっと治らないこともあるので、根気強く治療を続けることが改善の近道。
もちろん手術も選択肢としては考えられるが、それだけしか治療法がない訳ではなく、手術後に痛みや痺れが再発し来院されるケースもあるので、手術を検討する前に鍼治療でも良くなるんだということは全ての人に知っていてほしいことである。

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