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ぎっくり腰:ぎっくり腰/鍼灸治療レポート22

男性 50代 会社員
症状:急性腰痛

現病歴

今朝、仕事をしていて途中でトイレに行こうとし、椅子から立ち上がった際に腰にぎっくり腰のような痛みを感じた。痺れはない。
ふだんから腰痛は感じており、ぎっくり腰は過去に何度か繰り返している。
来院前日、高尾山を4時間くらいかけて登り、傾斜が急なところをトレーニング目的で走ったりしたとのこと。登山後、ストレッチなどはせずに疲れてすぐに寝てしまったと話された。
登山以外にもパーソナルトレーニングやジムなどで、週に4~5回ハードな運動を健康目的でしていて、ゴルフも趣味で楽しんでいるそう。このままでは、仕事や普段の生活がままならないので、早くなんとかしたいと思い来院された。

鑑別診断

触診したところ患部には熱感があり、腰背部の脊柱起立筋や腰方形筋、臀部の臀筋群や大腿部のハムストリングスなど全体的に筋緊張が顕著な状態だった。
胸腰部や股関節の可動域で全体的に制限が強く、特に胸腰部の屈曲、股関節の屈曲で制限が強い。
炎症所見や筋緊張が顕著で可動域制限が起こっていることから、筋筋膜性の急性腰痛と判断した。

治療法

腰に負担をかけないように、体位変換時は動作をサポートしたり、長時間での同一姿勢での治療は避けるように治療を行なった。また、炎症が強い時期に患部を長く治療してしまうと症状が悪化してしまう恐れがあるので、鍼の刺激量や施術時間に気をつけて治療を進めた。
最初に伏臥位で、脳内ホルモンの鎮痛物質の分泌を促進して患部の鎮痛効果を高めるために、首肩の天柱てんちゅう)、風池(ふうち)、上大椎(かみだいつい)などのツボに刺鍼。その後、腰背部や下腿の筋緊張緩和の目的で肝兪(かんゆ)、志室(ししつ)、次髎(じりょう)、環跳(かんちょう)、殷門(いんもん)など下肢に刺鍼を行った。
最後にインナーの筋肉に刺激を入れて可動域を上げるために抵抗運動を行い、治療を終えた。
治療後「腰の痛みが和らいで、体が動かしやすくなった。」と効果を実感されていた。
数日後、炎症が落ち着いたタイミングで治療を再度行い、生活や仕事に支障が出ないほどに痛みが軽減し、可動域も改善されていた。普段から体を酷使されるトレーニングをされているので、トレーニングで刺激した体のメンテナンスを提案し、今は2週間に1回のペースで来院されている。

一般的にぎっくり腰や寝違えなどの急性症状は、放置しても治るものではありますが、湿布を貼って放置しておくと、筋肉が硬結・癒着してしまい慢性的な腰痛、今回のようなぎっくり腰症状を繰り返してしまう原因になってしまいます。
そうならないためにも日常の身体ケアに鍼治療を取り入れることで、治りも早くなり再発防止や腰痛防止の効果が期待できます。

生活指導

炎症期の状態だったため、患部はなるべく湿布などで冷やすように伝えた。
また、激しい運動やお酒、長風呂などは炎症が悪化することがあるため2~3日は控えて炎症が長引かないように指導した。

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