男性 50代 会社員
症状:五十肩
既往歴
特記すべき病歴なし
五十肩の現病歴
3か月前から右腕が挙げずらくなり服の着脱が不便となり整形外科に行き五十肩と言われ、レントゲン検査では骨の石灰化は見られず腱や筋肉の炎症で肩関節周囲炎と診断された。可動域に改善がみられずネットで調べて鍼が有効ということで自宅から近いと来院に至った。
鑑別診断
パソコン作業が多くなり、右腕を水平以上に横に挙げると肩の付け根が痛くなり腕を後ろに回しお尻より上に上げられない。夜間痛はなく右肩なので、肝臓や胆のうからの関連痛でもない。お風呂に入ると楽になる。
熱感はないが肩の筋肉や腱の炎症による運動器疾患の五十肩の肩関節周囲炎と判断。
五十肩への鍼灸治療
横向きで三角筋の前部、後部、結節間溝、棘上筋、棘下筋に刺鍼。広背筋も肩関節に付着して腕の運動に関与しているので腰の腎兪、痛みのストレス解消に風池、亜門、頬車に刺鍼。うつ伏せで肩りょう、上大椎、天柱、膏肓、肝兪、大腸兪、ふくらはぎの承山、飛揚に刺鍼。仰向けで自律神経を調節するために腹部の中脘、天枢、関元、筋肉の緊張緩和に対して足の陽陵泉に刺鍼。肩の肩隅、曲池に5分間置鍼。抜鍼後マッサージして、筋肉の緊張をゆるめる。
術後は動かしても痛みは軽減した。
五十肩の生活指導
痛くて全く動かさないと筋肉が固まってしまうので、ダンベルや水の入ったペットボトルでの振り子体操やストレッチを指導。
痛みのストレス緩和に対して効果的に腸内環境を整えてドーパミンやセロトニンの分泌を促す発酵食品やオリゴ糖、食餅繊維の食事指導。
また炎症を抑えるためにアマニオイルやエゴマオイルやエキストラバージンオリーブオイルの摂取をサラダや納豆、刺身、みそ汁に入れることをお勧めした。
経過
一週間後に来院して、まだ肩の三角筋と上腕三頭筋に違和感があるので、前回に加え大円筋、小円筋、臂臑、合谷に刺鍼。術後の違和感はない。
その後は、一週間に一度のペースで受診し体調管理にも気を付けている。

