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鍼治療から半年後に乳がんが発覚

2020/09/18

めまい、時々おそわれる頭痛・耳鳴りの症状改善を目的にドクター・リウ鍼灸院に来院された患者さん。

初回の鍼治療でめまいと頭痛が軽快され、2回目の鍼治療後には耳鳴りが出ることもなく、1ヶ月後にはめまい、頭痛も消失。仕事が忙しく、鍼治療を受けると体調が良いとのことで、週に1回の身体のメンテナンスに切替えて現在も来院されている患者さん。

体調面に不安なく仕事に取り組んでいたところ、

初めて来院されてから6ヶ月後のがん検診で乳がんが発覚。

進行している状況だが医者に相談し、切除はせず抗がん剤治療をすることにし、癌治療と並行して鍼灸治療を受けていくことにされました。
それからは、主に抗がん剤や抑制剤といった薬の副作用(浮腫み・筋肉の緊張・内臓の不調)の症状緩和も治療内容に加え、治療後、ご自宅で過ごす時間も治療後の良い状態を維持させるため、腸内環境維持を目的にベイビーフローラを摂ること。
また、癌細胞の増殖を抑えるため体を温めること。自宅でできるセルフ灸のやり方も指導。
現在は、手足やお腹の冷えも改善されました。

薬の影響で体重が減少し始めると、とくに下肢の筋力低下が顕著になり、普段使わない筋肉に余計な力が加わるせいか、全身の筋緊張がより強くなったため、下肢のマッサージと鍼治療で股関節と腰の負担を軽減し、歩行しやすい状態をつくるために腹部のマッサージを中心に治療を行いました。

身体の調整に免疫力強化のための腸内アプローチを継続した結果

再検査では転移した癌細胞を医者も見つけることが難しいくらい小さくなっていたそう。原発の癌細胞はなくなっているが転移した癌細胞があるので、病院での治療も継続中。

担当の医者からは「抗がん剤も強いものを使用しているが、ひどい怠さがでることもなく、ほかの患者さんよりも回数を多く使用できている」と言われ、看護師の方からも「(抗がん剤を数回使用していて)こんなに元気な患者さんを見たことがない」と言われたと、話してくれました。

鍼治療・抗がん剤治療に懸命に取り組む患者さんと、食事やセルフケアに協力してくださるご家族。
食欲が減退している中でも調理に手間をかけ味付けも変えて食べることで、幸福感や満足感を満たし、体に心にストレスがかからないように努力されているのです。
素晴らしいことです。

鍼治療による内臓機能の調整や筋肉の緊張緩和と、鍼の効果のひとつでもある自然治癒力の向上が見事に引き出せたと感じました。
腸内環境維持のために毎日飲んでいるベイビーフローラとの相乗効果も、良かったと感じます。

患者さんから「癌が発覚する前の身体の調子が鍼治療のお陰で、1番元気な状態で良かった。これまで本当に体調が良くなることなく常につらい状態が続く日々が多かったから。めまいの治療でここに来たけれど、体全体の状態が良くなり両親や長年の友人からも顔色がだいぶ変わったと言われるぐらい元気になった。その状態のときに鍼治療にかかったから、だから今も闘っていけている。」と言って頂けたことが、何よりも嬉しく感じました。

がんに対する鍼の有用性についてはこちらをご覧ください。
がんの痛みと鍼灸治療(前編)
がんの痛みと鍼灸治療(後編)

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