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「気血水」についての新たな考え方 1

この記事の監修鍼灸師
ドクター・リウ鍼灸院 慶長先生

 

まずはわかりやすい血と水について


今回は「気血水」について考察したいと思います。
少し長くなってしまいますので、2回に分けて書きたいと思います。
 
今の時代、色々なことが分かってきています。

 

 私は2度の交通事故

例をあげてみます。みなさん経験ある方もいるのではないかと思いますが、不思議な体験をしました。

私は2度の交通事故に会い。

1回目は助手席に乗っていて、その側に車か、木がぶつかってきました。

だいぶ前の事なので記憶が定かではありませんが―これから書く内容の心理状態とも関係しているかと思いますが― 

その時、はっきり覚えているのは、あっと思った瞬間、見えているものがスローモーションで感じられました。

結局無傷で済みましたが、不思議な体験でした。

 

2度目の大きな事故は、400㏄のバイクに乗って、ベンツの後ろにぶつかったこと。

その時も、ぶつかったまではハッキリしているのに、その後の記憶はうっすらしています。

別に気を失ったわけではありません。病院に行ったのですがどういうふうに行ったのか分かりません。

救急車を断ったのは覚えています。

しかし、はっきりしていて不思議なことは、事故後、目にする景色の色はなくなり白黒の世界のようでした。なぜそういったことが起きるのでしょうか?

 

 

「究極の集中状態 ゾーンといわれる境地」

  Eテレの「SWITCHインタビュー達人達」、エアレースパイロット室屋義秀と脳科学者の中野信子との対談を見ました。

 

副題として、「究極の集中状態 ゾーンといわれる境地」となっていました。

 室屋氏は

「(エアレースで操縦中は)調子が良いときは、心の中は非常にクリアだった。

何も感じない(例えば、悪いときは、トイレに行きたくなるような感じだったり、少し手に力が入りにくい感じ)。

眼がよく見える、色がよく見える、世界がカラフルに見える、明るく見える。」

それを聞いた中野信子氏は、

「たぶんドーパミンが出た結果、瞳孔が大きく開き、いっぱい光が入るようになったせいでしょう。」と話していました。

また、

「恐怖を感じたようなときは、コマ落とし(スローモーションのように見える)のようになる。

それは、全部見ていると怖いから、脳が入力レベルを落としてしまう。」とも話していました。

私の、2度の事故の時の不思議な体験の理由が解りました。

次に、やはり「SWITCHインタビュー達人達」、ロンドン五輪で、日本に48年ぶりに、金メダルをもたらし、後にプロに転向、活躍を続ける「思考するボクサー」村田諒太と哲学を武器に社会問題に鋭く迫る、津田塾大学教授、萱野稔人との回。

 萱野氏の言葉です。
「哲学は、言葉を使って、自分の考えを深めていくことです。哲学、心理学の学説を知らなくても、哲学は十分実践できる。自分の力で言葉を使って考えていく、物事を深めていくことが、哲学の一番の本質だ。」


「アウトプットにとにかく心がけてください。高校までの勉強はインプット中心、大人になってから必要なのはアウトプットの知性ですよ。アウトプットができなければ、インプットしても意味がない。アウトプットするといろんなことが分かる。見えてくる。言うことによって、初めて経験する。やってみないと分からない。」

など、話されていました。

 

気血水の「気」について

これから書く気血水の「気」については、今までの文献にはない、自分の推論になります。

五臓六腑、五行、そして気血水など、漢方、東洋医学では、かたち(形態)より、はたらき(機能) のほうから病態をつかんで治療を進めていきます。

例えば、腫瘍があるかどうか、画像を見て、病名を診つけてから治療するというやり方ではありません。「胸脇苦満」なども、「かたち」より「はたらき」の面から見たものと言えます。


正常時には、気血水は過不足なく(気が中心となって)身体を巡っています。

ところが病的な状態になると、様々な症状を表します。滞ったり、止まったりしたら大変なことになります。


そして、「巡る」と言いましたが、気血水は身体の中を流れるものなのです。

固体ではない、流動体なのです。

「血」については文献通りでいいと思います。

血液の事であるとはっきり言っています。

人体の構成成分を陰陽に分けた時の陰の部分ということです。

ちなみに、よく見かける大きなドラム缶の容量は200ℓ。

このドラム缶40本分(8000ℓ)の液体を1日で移し替えようとすれば、大変な労力が必要でしょう。

実は、私たちの心臓は毎日、それだけの量の血液を体中に送っています。

「水(津液)」についても、具体的でわかりやすいです。

胃液や涙など、人体内の正常な水分のことをいい。

各臓腑、組織器官内の液体と正常な分泌物も含みます。

リンパ液もそうでしょう。

単純な見方では、水分が少なくなると脱水症状、だぶつくと浮腫みだったりです。

しかし、「気」については、体を動かすエネルギー、元気(原気・真気)の元「先天の気」「後天の気」など、

非常に分かりにくい説明になっています。
 

後編につづく


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慶長先生

ドクター・リウ鍼灸院 渋谷駅前院所属 鍼灸師