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PCとスマホの使い過ぎに警告

この記事の監修鍼灸師

ドクター・リウ鍼灸院 慶長先生

 

首の症状を訴える割合が増えてきている

 

最近の来院患者さんに、首の症状を訴える割合が増えてきているように感じます。

その原因はというと。頭というものは、思ったより重く、そして、地球には重力があります。

以前にも、コラムに、人間は重力と闘っている、ということと、年齢とともに、人間の頭は、地面に近づいていき、最後は土に還る。と書きました。

重複する部分もあるかと思います。

歩いている年配の人の中で、時折、頚椎や胸椎が、ガクッと90度ぐらいに前傾している人を目にしたことはないでしょうか。

すでに、伸ばそうとしても出来ないのかもしれません、お気の毒だと思います。

その人たちも時間を遡ったら、まさか自分がそうなるとは思っていないでしょう。

若い人でも、電車の中で、首を90度近くに傾けて操作している人を見かけます。

まだその姿勢は「固定化」されていませんが、その癖は警告に当たります。

治療していても、第1胸椎のあたりが盛り上がっている。

あるいは、第7頚椎から「く」の字のように前方に傾斜し固定化(変形)し始めているような人が、見受けられます。

(首の部分、頚椎は7個。胸部は、胸椎が12個あります)そうなってきますと、真似てやってみても分かると思いますが、腰部のその上に胸部があり、その軸の延長上に首頭の軸が乗っかっていると、頭を回しても(回旋)スムーズに動きます。

しかし、少し極端気味に頭の位置を20cmぐらい前に移動して頭を回してみると、どうでしょうか?回りにくいですよね。

ところが、治療にいらっしゃる患者さんは、意外と悪い姿勢を指摘しても、理解しがたく、「どうして痛いの?どうして首が回せないの?」と詰め寄ってきます。

ただ問題なのは、指摘されたところで、確かに、すでに遅しという感じもします。

それほど、身についた、染み付いた(癖ともいえますが)姿勢を変えるということは困難なことでもあるだろうと思います。

身体のトラブルが発生する前に、自分の姿勢を見直し、矯正したり、首の筋肉も衰えないようにするなら、PCやスマホを多少、使おうが大丈夫であるとは思います。

首、頚椎の症状を訴える患者さんは、これから、増えてくると予想されます。

前回のコラム「気血水」において、難しいことを書いたと少し反省しています。

ただ、私は、たぶん鍼灸師や治療に携わっている人も、多く見てくれているのではないかと思っているのです。

その「気血水」について補足させていただきます。

治療するにあたり、漢方、東洋医学でも「望診・聞診・問診・切診」することで、病態を把握し、治療計画をたて、治療に入ることになります。

漢方理論には、陰陽五行というものがありますが、陰と陽と立て分けて、その陰を陰陽に立て分けてと、なんだか鏡に映った姿を、また鏡に映したような感じで実態が分かりにくいという印象を持ちます。

「木火土金水」相生、相克の関係と、五行理論も、「自然の摂理を重んじる東洋医学」ということで、大切にする必要があると思います。

しかしながら、現代においては、五行の中の「土」を原料とするセラミック、刃物で切っても切れない布などが世に出ており、すんなりと納得できない感じです。

そこから考えるに、「気血水」で立て分けるなら、「血」は循環器系、「水」は腎臓、膀胱の泌尿器科、ホルモン分泌系の消化器系、代謝異常などなど、内科でしょうか。

ざっくりとしているかもしれませんが、現代医学とも共生できると思います。

さて、問題は「気」についてですが、前回「気」は神経系統と考えたほうが分かりやすいと提案させて頂きました。

東洋医学、漢方理論の中でも、『「気」は東洋医学の上でも最も重要なものです。また、気血の関係を漢方医学では、「気は血の統帥、血は気の母」』といっています。

ですが、脳や神経は重要視されているようには思えません。「気」を神経系と考えれば、まさに、そのとおりといえます。

「気」は脳神経科、心療内科、自律神経にも関わってきます。

ホルモン物質、神経伝達物質に関わる異常、もちろん耳鼻咽喉科、など等、広範囲に及びます。

ふだん治療する上で、実際はツボ治療(筋肉や神経を刺激する、体表刺激から内臓への反射をねらう、阿是穴を使う、などいろいろなアプローチのやり方があります。)や、経絡治療がどうしても中心になっているのではないでしょうか? 

あまり「いや、あれは陰だ!」「相生、相克の理論で治療するんだ!」というようにはならないのではないかと思います。

私は、トリガーポイントというのもツボ治療だと思っています。

もうひとつ大事なことがあります。マッサージチェアなどありますが、鍼やマッサージは人間が施術することに意味があると思います。

お母さんが、「痛いの痛いの、飛んで行けー」というのは、いろいろな国で、行われる行為のようです。

鍼を刺鍼する、指圧をする、その物理的な刺激だけではなく、地球的には磁力が働いていますが、人間からも、波動はあります、脳波も出ています。

「気」でも治療しているのです。簡単に分かる例は、「先生の手は、暖かいですねー」といわれた施術者はいると思いますが、広く見ると電子イオンの流れだとも考えられます。

 


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慶長先生

慶長先生

ドクター・リウ鍼灸院 渋谷駅前院所属 鍼灸師