【鍼でSTOP頭痛】お悩みガイド/鍼灸治療 頭痛 症例特集

■慢性頭痛の代表的なものが片頭痛

慢性頭痛の中でも最も多い疾患が片頭痛です。

片頭痛は文字通り、頭の片側だけが突然ズキズキ、またはガンガンと痛む頭痛で、毛細血管が圧迫されて血液の循環が悪くなることによって痛みが生じます。

あるいは、脳の血管が拡張することによって、頭痛が生じます。

片頭痛は発作的に起こりますが、直前に視界がチカチカするなどの前兆があらわれる場合が多くあります。
頭痛が始まって2,3時間で症状が軽快するケースもあれば、2,3日痛みが持続するケースもあります。

片頭痛は月に1,2回、または週に1回ぐらいの頻度で起こり、
吐き気や悪心、めまいなどを伴う場合もあります。

■筋肉が緊張して起こる頭痛

緊張型頭痛も慢性頭痛の一種で、後頚部から後頭部の筋肉が緊張して起こる頭痛です。

この緊張型頭痛は、
頭をおさえつけられるような鈍痛が生じます。

長時間頚部を前屈気味にして仕事を続ける姿勢によって、後頚部の筋肉が伸張を強いられ、緊張して痛みが生じる頭痛なので、当然頚部や肩のこり、眼精疲労、睡眠不足や疲労感などを伴うケースが多くみられます。

■原因はストレス

片頭痛も緊張型頭痛も、精神的なストレスが大きな原因と考えられ、その疲労やストレスの蓄積が筋肉、神経だけでなく内臓の働きも徐々に低下させてしまうことも珍しくありません。

最近、特に増えている慢性的な頭痛が緊張型頭痛で、パソコンで仕事をするなど長時間首を前に傾けていることで、首の後側の筋肉が緊張して起こる頭痛です。

後頭部から首、肩のこり、眼精疲労、睡眠不足やストレスによる疲労感などを伴うケースが多くみられます。

■必要なのは「頭痛タイプ」を見極めた的確な治療

吐き気や嘔吐、意識障害や言語障害、運動障害を伴う頭痛は、脳出血、脳腫瘍、くも膜下出血など、生命の危機に直結する疾患によって起こる頭痛もあります。

風邪などのウイルス性疾患による頭痛、高血圧症による頭痛、月経時に起こる頭痛(月経困難症)、緑内障や目の炎症、副鼻腔炎、中耳炎などによって引き起こされる頭痛、打撲などの頭部外傷、むち打ち損傷の後遺症で頭痛が続くこともあります。

日常的に起こる頭痛に対しても頭痛のタイプを見極めて的確な治療が必要です。

■痛みが頭部の片側に出現

まず、この点を問診の時に患者さんに確認します。

例えば、高血圧症による頭痛などは、頭部の片側だけに痛みが生じるケースは少ない。

したがって、
痛みが頭部の片側にだけ出現している場合は、片頭痛だと思ってほぼ間違いありません。

片頭痛は顔面のどこかに痛点があるので、触診で確かめるとさらに正確な診断ができるのです。
■45歳以下で発症する方も増えている「若年性脳梗塞」
くも膜下出血、脳梗塞などの脳血管障害は年齢があがるにつれて増える病気ですが、最近では45歳以下で発症する方も増えている「若年性脳梗塞」。
脳細胞や神経に栄養や酸素を運んでいる動脈(血管)が何らかの原因によってつまることにより発症します。

脳梗塞の治療、再発予防として
鍼治療を受けられる方もいらっしゃいます。

■緊張型頭痛は、第2、第3頚椎の周囲がこりやすい

患者を悩ませている主要な症状は頬から顎の周囲の剃刀で切られるような痛みであり、その痛みが激烈なため、施術者は患者の顔面に触ることもできない場合が多いのです。

この鋭利な痛みに比べれば、頭痛は二次的な症状でしかないのです。

片頭痛のうち、毛細血管が圧迫されて起こる片頭痛は、顔面の片側の知覚がいくぶん鈍くなったり、動きが鈍くなる傾向があります。

一方、脳の血管の拡張によって起こる片頭痛は、口の周りに痙攣が生じる場合が多くみられます。

三叉神経痛で頭痛を伴う場合は、極めて稀なケースとなります。

■治療について

主な原因が精神的ストレスである頭痛に対しては、鍼灸による治療は極めて効果的です。

月経困難症の症状の一つとして出現する頭痛に対しては、頭痛だけを軽減するちりょうではなく、月経困難症全体を治していく方向で治療します。

瘂門(あもん)、風池(ふうち)、天柱(てんちゅう)、大椎(だいつい)、百会(ひゃくえ)、太陽(たいよう)など、まず頭痛が発症する頭部の経穴を刺激します。

しかし、経穴だけにこだわるのではなく、頭部を走行する経絡を重視してその走行ルートを考慮した治療を行います。

なお、脳圧が高くなって、くも膜下出血などを引き起こすことがないよう、後頭部には強い刺激は避けて、なるべくソフトな刺激を心がけていきます。

高血圧症の患者に対しても強い刺激は避けて治療を行います。
 ✔ 肩こりが頭痛へと頻発するようになった方
 ✔ 疲労時に頭痛を感じることが多くなった方

 当院ではお一人お一人の症状、発症までの経緯を伺いながら治療いたします。
 お気軽にご相談ください。

●ONE POINT ADVICE●
「熱湯タオルが効く!」

タオルを熱湯に浸して温め、それを頭痛のする部分に当てます。

脳の血液循環が悪くて片頭痛がおこっているときなどは、これだけでもイヤな頭痛が消えることがあります。

■鍼灸師の治療レポート

「30代 女性会社員 鍼灸院で頭痛治療」

女性・39歳

主訴:頭痛

現病歴:1年前から慢性的な頭痛に悩まされていた。近所の医院で薬をもらったり、市販の薬を買って飲んでみたが、いずれもあまり効果はなく、同僚の紹介で治療院を訪れた。

鑑別診断:触診で確かめると後頚部がかなりこっていた。聞いてみると、仕事は大半がデスクワークで長時間頚部を前屈気味にして仕事をしていることが分かった。また、精神的なストレスが原因で、常に睡眠不足気味だという。最近、打撲やむち打ち損傷を受けた記憶はなく、顔面に痛みはないので三叉神経痛の可能性もない。これらの点から総合的に考えて、後頚部の筋肉の緊張、および精神的なストレスが原因で起こる緊張型頭痛だと思われた。

治療法:1日おきのペースで、頭部と頚部の瘂門、風池、天柱、大椎、百会、太陽、角孫への鍼による治療、および合谷、陰陵泉、陽陵泉、三陰交、血海、心兪、胆兪へも鍼による施術を続けたところ、3週間で症状はかなり軽減し、1ヶ月後にはほぼ完治した。

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