鍼灸医療の現場から(番外編・上)

この記事の監修鍼灸師
コリとれーるカレッタ汐留院 渡邊先生

  

鍼灸院を訪れる方々の患者層のお話


 

前回、我々鍼灸師は、さまざまな悩みを抱える患者さんを、広範囲に診るオールラウンダーだと言うお話をしました。

そこで今回は、鍼灸院を訪れる方々の患者層のお話をする番外編です。

 

鍼灸院にはそれぞれの院のカラー・特色があります。不妊治療専門、コスメティック・美容専門の鍼灸院には、それらを必要とする患者さんが来院されます。

 

熱が出て悪寒がする時に、歯医者さんで診てもらおうとは思わないように、患者さんも専門の診療科を選んできます。

 

この場合は、もちろん内科に行かなきゃでしょう(笑)専門治療をうたっていないごく一般的な鍼灸院では、実にさまざまな患者さんがお見えになります。

 

肩こり・足腰膝の痛みなど、運動器の疾患で鍼灸院を訪れるというのは、誰でもイメージしやすい患者さん像でしょう。

 

他にも、頭痛や冷え性、不眠など、どちらかと言えば内科に属する疾患も、実は、鍼灸医療の得意とする分野です。

 

いくつもの病院の診療を受けても良くならず、最後に東洋医学の扉を叩く患者さんもいらっしゃいます。

 

現在の西洋医学では治療が難しい病や、原因さえも特定できない不調を抱えている患者さん達です。

 

そういった方々にも、鍼灸医療は一筋の光明となり得る可能性を秘めています。

 

どれほどのゴッドハンドを持つ鍼灸師でも、身体の中で何が起こっているのかは判りません(たぶん)。

 

魔法のような妙薬を提供できるわけでもありません(絶対)。

 

我々にできることはただひとつ。患者さん自身の自己治癒力を引き出すこと、それだけです。

 

我々の免疫機構は、身体の中に日々生まれている癌細胞を撃退し続けていることを思い出してください。

 

身体と心のバランスが整ええられており、回復力・自然治癒力が十全ならば、我々の身体は、おそらく大抵の病に打ち勝つ、もしくは飼い慣らす=共存することができます(高血圧や糖尿病を患っていても、投薬と食事療法・運動療法で元気に過ごされている方も大勢いますよね)。

 

我々の身体は、免疫と自己修復力で、病を予防し、快復する手立てを備えています。

 

患者さんは自らの力で身体を治しています。

 

その意味で、私たちはそのお手伝いをする、そのきっかけを鍼灸で引き出しているのです。

鍼灸医療はもちろん万能ではありません。

 

補完医療・代替医療とも言われる鍼灸は、近代医療と両輪となることで、最も健康や美容に貢献できる医療体系です。

 

みなさんも上手に鍼灸院を頼りにしてください。

 

鍼灸院に訪れる患者さんの層はさらに広がりがあります。

 

次回は番外編・中です。


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渡邊先生

渡邊先生

鍼灸師(ドクター・リウ鍼灸院 渋谷駅前院)