読書の秋ということで「中国の鍼灸師昔話」

この記事の監修鍼灸師

コリとれーるカレッタ汐留院 山川先生

 

四千年の歴史を持つ「中国の昔話」

 

今回は読書の秋ということで中国の昔話をしましょうか。

四千年の歴史を持つだけあり、中国には不思議な魅力あふれるトンデモ偉人やミステリアスな逸話がたくさんあります。

古代中国の鍼灸師には治療の技術や知識、あるいはエスパーチックな能力によって名を残している人がいます。

 

例えばこんな話

「脈を見ることで、病を見抜く」

脈を見ることで、ある医者が王の病を見抜きました。

しかし王は「医者はすぐそうやって人を病気にしたがる」と言って医者を笑い飛ばしました。

(東洋医学では体調のゆらぎも病にカウントするため、当人は病に無自覚であることが多いのです)

それから月日が経ち、再び王と出会った医者は 「病が進んでいます。治療を始めましょう」と進言します。

しかし王はこれも笑って断ってしまいます。

また月日が経ち、医者はまた王の脈を見ます。しかし今 度は何も言わずに立ち去りました。

不思議に思った家臣がわけを聞くと、

「最初に脈を見たとき病は皮膚にあり、その次は血脈にありました。皮膚なら灸で、血脈なら鍼で治せますが、いま病は骨にあります。骨は手の施しようがありません」

その後王は本当に体を壊し、急いでその医者を探させましたが、医者はどこかへ旅に出てしまい見つからなかったということです。

 

こんな話も

「無礼な振る舞いもすべて治療のうち」

ある王が病にかかり、国中の優れた医者を呼んで治療にあたらせました。

しかし王の病を治せる医者はなぜか一人もいません。

王があきらめかけたそのころ、

「私は王の病を治せる」という医者が一人だけ現れました。

しかしその医者は奇妙な条件を付けます。

「私は王の病を治せますが、そのあと王は私を処刑するでしょう。なので、私を無事に帰すと約束してほしいのです」王はその言葉の真意がわかりませんでしたが、病を治したい一心で条件をのみました。

かくして治療が始まったのですが、この医者の対応のひどいこと、約束した治療日にやってこない。

その次の治療日にもやってこない。

やっと来たと思ったら王が 寝ている寝台に土足で上がって治療を始める始末。

これに王は大激怒。病は治りましたが、家臣がいさめるのも聞かずに王は医者を釜茹でにして処刑しました。

実は治療を始める前、家臣は医者からあんな約束を取り付けたわけを聞いていました。

「王の病は体の中に悪い気がたまっているためのもので、これは怒って発散しないと治らない。しかし王を怒らせれば私は処刑されます」つまり治療をすっぽかしたのも無礼な振る舞いもすべて治療のうちだったのでした。

 

摩訶不思議な人物がたくさんいる中国

ほかにも仙人から授かった神通力で透視能力を身につけ人の体の中を見ながら施術をしていた医者や、

薬草と呼ばれるすべての草を試し食いして漢方の礎となる薬草大辞典を書き上げた皇帝など、

摩訶不思議な人物が中国にはたくさんいます。

 

 

伝説や歴史が好きな方は、

       調べてみると面白いかもしれませんね。

 


 

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コリとれーるカレッタ汐留院所属 鍼灸師